今回の画題は予想していた通りの難しさだった。
私自身、画面いっぱいの木々の繁みを描くなど一番の苦手だ。
先生の説明を受けながら、手元を見ているというのに、
今回も描き初めから、暗い所に引かれるように
濃く描いてしまい、最初から失敗してしまった。
「絶えず頭を使って、全体を考えながら、描かなきゃダメだよ」と、
注意を受けた。
手で描くというより、頭や心で描け、ということか。
内緒で消したりしながら、何とか時間内に
一応は出来上がった。
今回は、先生のお言葉に「ガッテン」を一つ得た。
以前、「そんなに水を多く使って描いたら、乾くのは遅いし、
乾くまで色目は分からないし、良いことは何もないんだよ」
との、注意を受けていたのに、水を多く使う癖が治らない。
今回、先生の筆先を見ていると、ドライブラシかと、思えるほど、
水が少ないことに気がついた。
先生が、いみじくも言われた言葉、
「私の絵の具は、紙に描く前に、一度タオルに吸わせてるからね」
さて、この金言が、次に生かせるかどうか・・・
(尚、この絵の題名を先生のブログで調べたが、
分からず、自分の分かりやすい題をつけさせて頂いた。)