今週の月曜日(1月23日)に職場近くのクリスマスツリーがやっとお役目を終えた。
手前はフリーマーケット。おしゃれなものではなくて本当にがらくた品が多い。
クリスマスツリーやお飾り類を片付ける日はヨーロッパでも国によってバラバラで、お隣のデンマークでは大みそかに撤去されてしまうらしいけれど、スウェーデンでは一応1月13日ということになっている。それでもなぜかこのルンドのクレメンス広場のクリスマスツリーはしばらくその後も残っていた。たしか去年もおととしもそうだったような気がする。
結局「クリスマスの電飾は控えよう」という声はだんだん小さくなってほぼ消えてしまったが、電気料金の高騰にはスウェーデン中が苦しめられている。私のところも電気の消費量は節電の成果があって去年より減っているのだが、払っている電気代は倍ぐらいになっている。家によっては3倍から5倍という話も聞く。そして、11月に支給と新政権が公約に掲げていた電力補助金はまだ支給されていない。
原子力発電の再開に関して去年はかなりつれない態度だった原子力発電会社Vattenfallが、ついおととい新しい原子炉建設に関する調査の申請を出したことが報道された。場所は以前言われていた南スウェーデンのBarsebäckではなく、ヨーテボリの南のRinghals原発だという。どんな規模の原子炉を検討しているのか不明。これから調査をして建設をして稼働するまで何年ぐらいかかるのかわからないが、スウェーデンは放射性廃棄物の処理場をすでに確保しているし、新規に原子力発電所を建設するにあたって邪魔な規制がないように法律を改正?する準備もすでに始めている(といっても日本の「閣議決定」みたいな一方的なものではないので時間がかかるだろうと思う)ようなので、実現するのかもしれない。でも、原子力発電以外の方法ももっと開発をすすめてほしい。
ともあれ、クリスマスツリーよお疲れ様でした。暗い街を明るく照らしてくれてありがとう。
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