マルメフェスティバルで食べた「ルピナス・バーガー」…
この材料の豆はどうも野の花のルピナスからとれたものではなかったことはホームページを見てわかったのだが、あの後「ギリシャのごはん」のsalahiさんにギリシャのルピナスの毒抜きに挑戦している記事のリンクを送っていただいた。塩水につけて毒を抜くというのはスウェーデンのウェブサイトを見ていた時にも書かれていたのと同じ方法だ!
もう一つsalahiさんが毒抜きした豆でおつまみを作っている記事もあり、とても美味しそう♪ と思いながら読んでいたら、「スウェーデンにも似たような花がある」と私がその記事にコメントを書いているのを発見…五年前のことをすっかり忘れている自分が怖い。
とにかく、私も豆を買ってみようと思い、以前入荷の広告を見た覚えのあるパッケージフリーの店Gramに買いに行く。
この店は食品や洗剤類を量り売りで売る店で、買う人は自分で容器を持って行く。無駄なごみを出さずに買い物ができるだけではなくて品ぞろえも地元産のオーガニックものやフェアトレードものが多く、地球と私たちみんなの未来のためにあるような店なのだが…Covid 19が広がった年から経営がふるわず、今倒産の危機にある。考えてみるとマルメでは大型スーパーのオーガニックものコーナーは年々充実する一方、オーガニック食品専門の店はできてもあらかた数年後につぶれてしまっている。専門店を作るのは難しいのか…ドイツにはもう老舗のように定着したBio Companyというチェーンの店があるのだけれど。
おおオーガニック認証KRAVのついたルピナス豆!もう皮がむかれて豆が割れている。
説明書きには8時間水につけてから煮る、と書いてあるだけだったので店の人に「塩水にさらしたりしなくていいのか」と聞いてみたが、いやそんな必要はないという返事が返ってきた。
やっぱり野生のではなくて「飼いならされた」豆なんだなあ…手間がかからないのはありがたいけれど、ちょっとつまらないような気もする。そこらへんに生えているルピナスが外来種だから増やすなというなら、豆をとって食べればバランスがよくなるのでは、などと勝手に思ったのだけれど。
塩で茹でて、途中からにんにくと唐辛子を加えてみた。わりと長く煮たのだが煮崩れずぴかぴかしたままで、固ゆでの枝豆や銀杏のような歯ざわりが特徴があって後を引く。
また買って来よう!
スウェーデン語で検索してみたら、ルピナスのテンペが出てきて興味をそそられました。