王様の耳はロバの耳☆

兼業主婦の独り言~母親業も主婦業もお仕事も同じやるなら楽しまなきゃ~

やっぱり面白い『キャラメルボックス』♪

2008-05-18 19:57:52 | 観たもの
この前の金曜日の深夜にBSで演劇集団キャラメルボックス
『きみがいた時間 ぼくの行く時間』
の放送があったので録画して観ました

キャラメルボックスはお気に入りの劇団でこのお芝居を観るために
スカパーにも加入していたのですが、最近はゆっくりと録画の
舞台も見ることが出来なくなっていて、今回は久しぶりに
キャラメルの世界に浸ることが出来ました

このお芝居のストーリーは・・・

住島重工の研究員・秋沢里志は、海外派遣留学を終えて、5年ぶりにニューヨークから帰国する。空港で待っていたのは、5年前に別れたはずの恋人、梨田紘未(ひろみ)だった。自分の帰りを待ち続けていた紘未に、里志は激しく心を動かされる。一方、里志は住島重工の子会社P・フレックで、新しい機械の開発に携わることになる。それは、物質を39年前の過去に送り出す機械、クロノス・スパイラルだった。最初の実験の日、里志の元に電話がかかってくる。紘未がトラックに撥ねられ、病院に運ばれた……。

以上公式HPから引用させていただきました

このお芝居はタイムトラベルもので原作は梶尾真治さんです。
この劇団でこの原作者のお話を上演するのは4作目みたいですね。

見る前は「またタイムトラベル物?」と少々げんなりしたのですが
(内容も一作目と同じように事故で亡くなった大切な人を助けるためにタイムトラベルするというお話だと思ったもので・・・)
観ているうちにぐんぐんと物語に引き込まれてしまいました。


それはやっぱの主役の上川隆也さんの力も大きいと思うけど
物語が温かいんのです

事故で奥さんとお腹の中の赤ちゃんを失った主人公が試作品の
39年前にしかタイムトラベルしない、しかも現代に帰ってくる術は
ないタイムマシーンで過去に行き39年間、遠くから奥さんを見守り
(奥さんの誕生から見守ることになるのです)最終的にはちゃんと
事故の話をして奥さんは事故を免れたのですが、主人公は病魔に
犯されて亡くなってしまうんです。
本当にただひたすら、奥さんであった紘未のために39年待ち続けていた
上川さん演じる里志が素敵でした

そして事情を知り里志をサポートする坂口理恵さんもすごく
かっこ良かったです。


最近の他の舞台の放送もテレビで見るチャンスもあったのですが
退廃時で暴力的舞台も多い中、キャラメルの舞台は闘争シーンとかも
ありますが、基本的に安心して観られる舞台で見終わった時、
心が温かくなる劇団だなぁと改めて思いました。

そして、やっぱりキャラメルボックスはいいなぁ~
思ったのでした

いつか生でみたいなぁ~