老後の日々

果物に野菜作り等、
今では趣味にして気間々にやっています。

子供を叱れない親達

2008年06月16日 | Weblog
他人の子を自分の子同様に叱る大人が、昔は地域に必ずいた。
青少年の73パーセントが近所の大人から叱られた経験がないと言っている。
青少年の事件が続発するなか、他人の子を叱れと言われてもそれは無理な話、
自分の子も叱れない親が増えて居るんだから。
我が家では子供には叱っている、と言う親もいる。

しかし現状は親の都合や感情を押しつけ虐待じみたしかり方をしている親と、
子供に気を遣って叱れなくなった親。いかにも理解しているみたいな眼差しで、
子供の行動を注意する事もなく見ている親。ある場面では、
まず子供の気持ちをじっくり受け止めてあげよう。話を聞こう、

子供の気持ちになってなど いい言葉も聞く、確かに、苦しんでいる。
悩んでいる、その問題を解決したいと思っている、と言う事なら良いだろうが、
ただ怠けたいと思っている、自分の我が儘を等したいと思っている、
など自己中心的な出方をしている子供に、ふんふんと聞いていては何の解決にも
なるまい。それはあかんと向き合って真剣に叱る必要もあると思う。

ところで、管内企業百七十六社の会員を抱える道中中小企業家同友会帯広事務局に
最近新人社員の態度について悩みを打ち明ける経営者が増えているそうな。
特に大手スーパーなどは新人社員の研修には、発声練習、挨拶、団体行動などを
身につける内容らしい。

しかしそれが耐えられなくて、学校みたいで嫌いだと言って、辞めてしまうそうだ。
学校でも、家庭でも自由にやってきた彼らにとって、拘束されると言う経験がない。
嫌なことがあっても逃げれば済む、それでは何も変わらない。これから先もっと
嫌なことがあっても乗り越えられない。
次の職場でも通用しない。しかしそんな言葉は彼らには届かないだろう。

叱るという愛情は子供達に容易には届かなくなっている。
そしてその根源的な問題として、大人のモラルの低下を上げられる。
空き缶のポイ捨て、禁止の場所での携帯の使用、
まずは子供に恥じない大人にならないと。子供は社会の鏡