老後の日々

果物に野菜作り等、
今では趣味にして気間々にやっています。

生活保護費不正受給90億円

2007年10月19日 | Weblog

収入があることを隠すなどして不正に自給された生活保護費が、06年前年に比べ28%増しのやく90億円に上がったことが4日厚生労働省のまとめで分かった。

件数は約二千三百件増しの約一万四千七百件で、一件当たりの不正自給は六十一万円。

自給所帯が06年度に七百万所帯に突破し過去最高を更新するなど保護所帯の増加が続いていることや、

働き口が見つかって収入が増えているにもかかわらず、隠す人が増えた事が主な原因。

収入を少なく見せかけるため給与明細を改ざんしたケースもあった。

福祉事務所が税務当局と連帯して受給所帯の課税状況などの調査を進め、不正が発覚しやすくなった事も背景にある。厚労省は不正受給が急増していることを受け、

税務当局との連帯をさらに緊密にして不正発見に努めると共に保護所帯への家庭訪問に力を入れるなど、自治体側への要求を強めていく方針。

06年不正自給の最も多かったのは、働いて得た収入を全く申告しなかったケースで、約七千九百件と半数超。

なかでも許せないのは、別の犯罪で逮捕された暴力団員が受給し資金源にしていたケースもあると言う。

悪質度が高いと判断した場合は刑事告発している。ただ生活保護費は税金である以上、所得隠しは許されないとしても、

夏休み子供のアルバイト収入まで申告を義務づける処にも問題はないだろうが??

自給者が働くことを拒んで、僅かな楽しみを求め競艇場に集まるのも分かるような気がする。

法律の間をくぐる者に目を光らせ、働く者、真面目な者に光が当たる制度に作り上げてほしいと願う。


淋しい晩年

2007年10月13日 | Weblog

六十五才以上の高齢者二千七百七十万人のうち、およそ四百万人が一人暮らしとか。

子供との別居、パートナーとの死別、あるいは戦争等で結婚の機会を失い独身をとうした人達も。

どんな境遇にせよ、彼岸への旅立ちは例外なく孤独だが、長い高齢期をひっそり送り、人知れずその時を迎えるのはなんとも淋しすぎないか。

我が国は、伝統的な大家族社会から核家族社会え変貌を遂げてきた。

その過程で前時代的因習・価値観から解き放され、人間個々の自由度や生活領域が広まった反面、人の情や絆を季薄にさせてきたのではないか。

昨夏、徳島県で七十才代の男性が風呂場で転倒し、見る者もなくこの世を去った。

いわゆる孤独死だ。厚生省によれば、三万人を超える年間自殺者の三分の一は高齢者で、一人暮らしが多数派であるとも。晩年に向かうほど人間関係が少なくなざるをえないのが世の必然には違いないが..。

現在、地方の福祉現場や老人クラブなどで、独居高齢者の友愛訪問活動を行っているが、人のネットワークは十分に機能しているだろうか。いずれにせよ、淋しい晩年の解消策が一段と求められているのは間違いない。

ただ現在の高齢者の問題だけではない。子供を生まない、結婚もしない人達が増えている、今、子供孫達に囲まれて居てもその子孫に孤独にならない保証など何処にもない。

この問題、温暖化など数々の急務な事柄の1つではないだろうか。 


こんなに青く美しい地球

2007年10月07日 | Weblog

衛星かくやがハイビジョンカメラでとらえた地球の映像が、大きく掲載された。

右半分が太陽光に照らされ、真っ暗な宇宙に浮かび上がった青い地球。

血生臭いテロや戦争がどこにあるのかと思わせるような美しい、「水の惑星だ」

ミャンマーの反政府デモを取材中に射殺された映像ジャーナリスト、長井健司さん、

の遺体が無言の帰国した。

付き添ったAPF通信社の山路徹社長によると、長井さんの右手は、ビデオカメラを

握ったままの状態で硬直していたと言う。

対面するのが怖いと話した老いた母親は、どんな思いで息子の亡きがらを見つめた

のだろう。

三年前長井さんが愛媛県に里帰りし際、「危ないところには」行かないでと話してい

た母親と息子の悲しい、再会となった。

その手にあったビデオカメラはなくなっていた 。

其処にはデモ隊と発砲する兵士と逃げまどう市民の姿が納められているはずだ。

地球上からデモや戦争をなくしたいと願った長井さんの最後の仕事。

それが世界中に公開されることを、誰よりも長井さん自身が望んでいたはずである。

太平洋戦争中には、おびただしい数の母親が、白木の箱に入った息子の遺骨と対

面した。

今も世界各地の紛争地で親子の悲しい対面が続く。

青く美しい地球に、残酷な光景は似合わない。


環境保護は口先だけなのか

2007年10月01日 | Weblog

21世紀に入り自動車が普及し始めるまで、石油の用途は灯火用が中心だった。原油を精製して一定の割合で得られるガソリンは、危険な副産物として廃棄するのに苦心した。

もったいないことをしたものだ。今ではガソリンは主要な石油製品で、その旺盛な需要が原油の高騰を招いている。石油会社は昔とは逆に、ガソリンを出来るだけ多く得ようと工夫を凝らす。

石油製品の値上がりにもかかわらず、比較的落ち着いていた食品の科学が、このところ相次いで値上がりしている。食料品売り場では食用油やマヨネーズ、オレンジなどが高くなった。

さらに食品・外食産業の値上げ発表が、相次いでいる。国際的な農産物価額の上昇が原因で、その背景にあるのが「環境に優しい」バイオ燃料の普及だ。原油の高騰で産業としてなり立つようになったことも大きい。

米国では、燃料の原料となり採算の良いトウモロコシを増産するため、小麦や大豆等から切り替える農家が目立つ。サトウキビを燃料としたバイオ燃料を増産しようとするブラジルでは、森林を伐採して畑に替える動きもある。

世界では今も飢えに苦しむ人が多い中、大切な食べ物を採算第一と燃料に回す。環境保護を訴えながら森林を伐採する。