前回の記事で、あまんきみこの『白いぼうし』論を書き上げましたと書きましたが、
案の定、また書き直していて、ブログ更新できませんでした。
昨日、あまんきみこの新刊、『あるひあるとき』を読みました。
なるほど、これがあまんきみこの童話か、唸る思いです。
『あるひあるとき』のちいさいユリちゃんはこけしのハッコちゃんの生まれ変わり、
二人は語り手の「わたし」の愛の現れ、生きる意味を概念や観念を、
いわば理屈ではなく教えてくれる、感じさせてくれる、そんな風に読みました。
『白いぼうし』や『おにたのぼうし』とその根底は通底しているな、
作者自身の「深く祈る思いで、この絵本を見送っています。」の思いが胸に応えます。
まさしく、言葉に祈りが込められていると感じさせるのです。
生を考えることと死を考えることは差がない、そのうえで生きる、
あまんさんはこの作品でもこう教えてくれているように感じます。
明日は甲府に参ります。
鷗外の『高瀬舟』を取り上げることになっていますから、今読んでいますが、
鷗外や漱石とあまんさんは通底しているなと改めて感じています。
以下の案内を担当の望月さんから、田中のブログに掲載してほしいとの連絡を受けていますので、
掲載します。
テーマ 『高瀬舟』を素材にして近代文学の神髄を読む
講師 田中 実(都留文科大学名誉教授)
日時 2020年8月29日(土)午後2時から午後3時
会場 山梨県立文学館
参加方法 会場での参加またはリモート参加
参加申込の締切 2020年8月28日(金)22時まで
参加費 会場参加の方は1000円
参加をご希望の方は、お名前、所属、参加方法を記入のうえ、
下記のアドレスに申し込んでください。
申し込まれた方には担当の望月が折り返し返信します。
dai3kou.bungaku.kyouiku@gmail.com
主催 朴(ほうのき)の会
案の定、また書き直していて、ブログ更新できませんでした。
昨日、あまんきみこの新刊、『あるひあるとき』を読みました。
なるほど、これがあまんきみこの童話か、唸る思いです。
『あるひあるとき』のちいさいユリちゃんはこけしのハッコちゃんの生まれ変わり、
二人は語り手の「わたし」の愛の現れ、生きる意味を概念や観念を、
いわば理屈ではなく教えてくれる、感じさせてくれる、そんな風に読みました。
『白いぼうし』や『おにたのぼうし』とその根底は通底しているな、
作者自身の「深く祈る思いで、この絵本を見送っています。」の思いが胸に応えます。
まさしく、言葉に祈りが込められていると感じさせるのです。
生を考えることと死を考えることは差がない、そのうえで生きる、
あまんさんはこの作品でもこう教えてくれているように感じます。
明日は甲府に参ります。
鷗外の『高瀬舟』を取り上げることになっていますから、今読んでいますが、
鷗外や漱石とあまんさんは通底しているなと改めて感じています。
以下の案内を担当の望月さんから、田中のブログに掲載してほしいとの連絡を受けていますので、
掲載します。
テーマ 『高瀬舟』を素材にして近代文学の神髄を読む
講師 田中 実(都留文科大学名誉教授)
日時 2020年8月29日(土)午後2時から午後3時
会場 山梨県立文学館
参加方法 会場での参加またはリモート参加
参加申込の締切 2020年8月28日(金)22時まで
参加費 会場参加の方は1000円
参加をご希望の方は、お名前、所属、参加方法を記入のうえ、
下記のアドレスに申し込んでください。
申し込まれた方には担当の望月が折り返し返信します。
dai3kou.bungaku.kyouiku@gmail.com
主催 朴(ほうのき)の会