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企業の想定為替レート

2013年08月13日 11時57分37秒 | 学習支援・研究
想定レート、円安に修正 
東証1部企業、平均1ドル=93円40銭

フジサンケイビジネスアイ
2013年8月10日(土)08:21
 

図表:企業の想定為替レート

2013年4~6月期決算を発表済みの企業のうち、
想定為替レートを出している企業の平均が
1ドル=93円40銭と、期初から1円以上、
円安方向に修正されていたことが9日、
SMBC日興証券の集計で分かった。
自動車など輸出関連企業は、想定レートの見直しとともに
通期業績予想を上方修正するケースが多く、
為替が追い風となっている状況が鮮明だ。

日興が8日までに決算発表した
東証1部上場企業1、135社(発表予定の86%)のうち、
想定為替レートを発表している317社を対象に集計した。
14年3月期の通期業績見通しが出そろった6月末の平均想定レートは
1ドル=92円33銭
だった。
このときは想定レートを出していなかった8社が今回、
新たに発表したほか、45社が期初の予想を修正した。

ブリヂストンは9日、13年1~6月期連結決算が増収増益となったと発表。
原材料価格下落のほか、
円安により「輸出採算が改善した」(江藤彰洋常務執行役員)のが要因で、
1ドル=89円だった想定レートを1ドル=95円に修正した。
同時に13年12月期の連結営業利益予想を
従来の3,820億円から4,000億円に引き上げた。

想定レートを円安方向に修正して92円とするとともに、
14年3月期の連結業績予想を引き上げたのはトヨタ自動車。
対ドルで1円円安が進めば、
年間で400億円の営業増益要因となる計算
だ。
セイコーホールディングスが9日発表した13年4~6月期連結決算では、
円安で売り上げが伸びたが、国内の販売減と相殺され、
営業利益は前年同期並みだった。
同社は14年3月期の通期業績見通しを据え置いた。
通期業績予想を上方修正しなくても
円安が業績を下支えしている格好だ。

足元では円高傾向だが、市場では
「これまでの円売りの反動による一時的な調整。
夏場で取引材料も少ない中、
これ以上、大きく円高に進むとは考えにくい
(みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジスト)との見方が大勢だ。
日興の太田佳代子クオンツアナリストは
1ドル=95~100円で為替相場が推移すれば、
今後も輸出企業の業績の上振れ要因
となる」
と指摘している。

http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/fbi20130809001.htmlより


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