子どもの「なぜ、勉強するの?」にどう答える?
Benesse 教育情報サイト
2014年6月24日(火)17:00
子どもの「なぜ、勉強するの?」にどう答える?
「なぜ勉強をするの?」子どもからのこの問いに、保護者はどう答えればよいのだろう?
適切に答えるのが難しいこの質問に、
学校ではどのように答えているのだろうか?
ベネッセ教育総合研究所・情報編集室長の小泉和義氏が、
その答えを探る。
***
世の中にあるものすべてが新しい出会いである赤ちゃんは、
「もっと知りたい」という意欲で満ちあふれ、
新しい情報を常に追い求めます。
しかし、小、中学生になるにつれて、
その意欲は変化します。ある調査によれば、
学校の勉強に対して3割の小学生、5割の中学生が、
「どうしてこんなことを勉強しなければならないのだろう」
と感じているようです。
勉強への意欲が変わってしまう理由は、
仕方なくやる勉強が増えていくからでしょう。
勉強するうちに面白くなればよいのですが、
学校の授業のすべてがそうとはいきません。
また、子ども自身が「知りたい」と思ったことを追究する環境と時間が、
十分に確保されていないかもしれません。
教科の勉強だけではなく、
「なぜだろう、不思議だな」と感じ、
その疑問を追究していく中で新しい発見をすること自体が
「学び」に変わるのですが、
その余裕がないのです。
勉強に疑問を持っている子どもに対して、
学校の先生はこんな観点から理由を答えます。
(1)「日常生活に役立つから」
(2)「将来役に立つから」
(3)「面白いから」
私は、この問いが子どもから出た時こそ、
学校まかせにせず、家庭でも一緒に考えてほしい、
子どもと向き合ってたっぷり時間をかけて対話をしてほしい、
と思います。子ども自らが
主体的に発した「問い」を一緒に考え、答えを見つけていく過程こそ
「学び」の本質なのです。考えることが面白くなって、
子どもが自らどんどん新しい問いを発するようになってくれれば、
しめたものです。
「なぜ、勉強するの?」あなたはどう考えますか?
http://news.goo.ne.jp/article/benesse/life/benesse-14242.htmlより
Benesse 教育情報サイト
2014年6月24日(火)17:00
子どもの「なぜ、勉強するの?」にどう答える?
「なぜ勉強をするの?」子どもからのこの問いに、保護者はどう答えればよいのだろう?
適切に答えるのが難しいこの質問に、
学校ではどのように答えているのだろうか?
ベネッセ教育総合研究所・情報編集室長の小泉和義氏が、
その答えを探る。
***
世の中にあるものすべてが新しい出会いである赤ちゃんは、
「もっと知りたい」という意欲で満ちあふれ、
新しい情報を常に追い求めます。
しかし、小、中学生になるにつれて、
その意欲は変化します。ある調査によれば、
学校の勉強に対して3割の小学生、5割の中学生が、
「どうしてこんなことを勉強しなければならないのだろう」
と感じているようです。
勉強への意欲が変わってしまう理由は、
仕方なくやる勉強が増えていくからでしょう。
勉強するうちに面白くなればよいのですが、
学校の授業のすべてがそうとはいきません。
また、子ども自身が「知りたい」と思ったことを追究する環境と時間が、
十分に確保されていないかもしれません。
教科の勉強だけではなく、
「なぜだろう、不思議だな」と感じ、
その疑問を追究していく中で新しい発見をすること自体が
「学び」に変わるのですが、
その余裕がないのです。
勉強に疑問を持っている子どもに対して、
学校の先生はこんな観点から理由を答えます。
(1)「日常生活に役立つから」
(2)「将来役に立つから」
(3)「面白いから」
私は、この問いが子どもから出た時こそ、
学校まかせにせず、家庭でも一緒に考えてほしい、
子どもと向き合ってたっぷり時間をかけて対話をしてほしい、
と思います。子ども自らが
主体的に発した「問い」を一緒に考え、答えを見つけていく過程こそ
「学び」の本質なのです。考えることが面白くなって、
子どもが自らどんどん新しい問いを発するようになってくれれば、
しめたものです。
「なぜ、勉強するの?」あなたはどう考えますか?
http://news.goo.ne.jp/article/benesse/life/benesse-14242.htmlより