音響機器メーカーとして知られた
元東証1部上場の山水電気が破産
帝国データバンク
7月16日(水)16時22分配信
元・東証1部上場の音響、映像機器メーカー、山水電気(株)
(TDB企業コード985840202、資本金53億8,215万8621円、
東京都大田区蒲田5-29-3、登記面=渋谷区東2-23-3、
代表室越隆氏ほか2名)は、
7月9日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は相澤光江弁護士(東京都港区虎ノ門4-3-13、電話03-6721-3111)。
債権届け出期間は8月13日までで、
財産状況報告集会期日は10月27日午前11時。
当社は、1944年(昭和19年)12月に創業、
47年(昭和22年)6月に法人改組された高級音響機器及び映像機器の専業メーカー。
61年12月には東証2部へ、70年3月には東証、
大証1部へそれぞれ上場を果たし、
84年10月期には年売上高約525億5,200万円を計上。
高級アンプ「SANSUI」として世界的なブランドを確立するほか、
世界的なスピーカー、JBL(米)の日本総代理店にもなっていた。
しかし、製品開発、生産体制などの立ち後れから、
80年頃より経営危機が表面化するようになり、
89年10月には英国ポリー・ペック・インターナショナル社の傘下に入り、
再建を目指すこととなった。
しかし、翌年同社が経営破綻したため、支援会社を模索。
91年9月から香港のグランデ・グループと関係を結び、
2001年11月28日から実質的にグランデ・グループの傘下に入った。
財政的、人的な支援を受けて財務面は改善したが、
営業損益段階での欠損計上が続いていたため、
継続企業の前提に関する重要な疑義が注記されていた。
こうしたなか、2010年12月期より、音響、映像機器事業を
休止するなど事業規模を縮小し、
再建を目指していたものの、グループ中枢の親会社である
ザ・グランデ・ホールディングズ・リミテッド(香港)が
2011年5月11日付で香港高等裁判所により、
暫定清算人が任命されて、事実上の倒産状態となった。
このため資金支援を受けることが困難となったほか、
グランデ・グループに対する債権の取立不能又は取立遅延の恐れが生じたことで
貸倒引当金繰入額54億8,624万円を特損計上し、
債務超過に転落していた。
その後も、別途、ザ・グランデ・ホールディングズ・リミテッドの
親会社グループからの融資や別の手段による外部機関からの
資金調達を模索したものの、契約に至らず、
2011年12月期の計算書類に対する監査法人からの意見表明も受領できないほか、
定時株主総会も延期されるなど動向が注目されていた。
こうしたなか、2012年4月2日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、
同年5月3日に上場を廃止。同年12月27日付で、
民事再生手続きを終結していたが、その後、
資金繰りが続かなくなり今回の事態となった。
負債は約3億5,000万円。
最終更新:7月16日(水)16時22分帝国データバンク
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140716-00010001-teikokudb-ind
山水電気が破産 - 憧れの高級アンプは……
マイナビニュース
7月16日(水)20時36分配信
山水電気が破産 - 憧れの高級アンプは……
帝国データバンクは7月16日、
老舗オーディオメーカーの山水電気が
東京地裁より破産手続き開始決定を受けたことを報じた。
負債は約3億5,000万円。
山水電気は「SANSUI」ブランドで
世界的に知られた高級オーディオメーカーで、
とりわけアンプ製品はオーディオファンの憧れともいえる存在であった。
写真: マイナビニュース
山水電気は1980年ごろから経営危機が表面化し、
1989年に英ポリー・ペック・インターナショナルの傘下に、
その後、2001年に香港グランデ・グループの傘下に入った。
2010年にオーディオ事業を休止し、
再建を目指したが、2011年に香港グランデ・グループの中核会社が倒産した影響を受け、
債務超過に転落していた。
なお、「SANSUI」ブランドは
2012年にドウシシャが引継ぎ、
新生SANSUIとしてBluetoothスピーカーなどの
デジタルオーディオ製品を展開している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140716-00000177-mycomj-sci
わたしもレコードからCDの端境期ごろ(1980年代前半)、
オーディオに凝っていた。
同社のアンプは憧れだった。
ブラックボディと逆向きのボリュームつまみ(だったかな?)を記憶している。
その当時から同社の経営は、怪しかったのか。
新聞の株式欄をみていると、株価はいつも十数円がついていた。
とうに上場は廃止され、わたしの気にもとまらない会社となっていた。
そうのような同社が破綻するのは、悲しい事象だが、
なんとか事業転換できなかったのかと、素人ながら思う。
時代の変化に対応できない企業や人は、
消えるしかないのだろうか?
元東証1部上場の山水電気が破産
帝国データバンク
7月16日(水)16時22分配信
元・東証1部上場の音響、映像機器メーカー、山水電気(株)
(TDB企業コード985840202、資本金53億8,215万8621円、
東京都大田区蒲田5-29-3、登記面=渋谷区東2-23-3、
代表室越隆氏ほか2名)は、
7月9日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は相澤光江弁護士(東京都港区虎ノ門4-3-13、電話03-6721-3111)。
債権届け出期間は8月13日までで、
財産状況報告集会期日は10月27日午前11時。
当社は、1944年(昭和19年)12月に創業、
47年(昭和22年)6月に法人改組された高級音響機器及び映像機器の専業メーカー。
61年12月には東証2部へ、70年3月には東証、
大証1部へそれぞれ上場を果たし、
84年10月期には年売上高約525億5,200万円を計上。
高級アンプ「SANSUI」として世界的なブランドを確立するほか、
世界的なスピーカー、JBL(米)の日本総代理店にもなっていた。
しかし、製品開発、生産体制などの立ち後れから、
80年頃より経営危機が表面化するようになり、
89年10月には英国ポリー・ペック・インターナショナル社の傘下に入り、
再建を目指すこととなった。
しかし、翌年同社が経営破綻したため、支援会社を模索。
91年9月から香港のグランデ・グループと関係を結び、
2001年11月28日から実質的にグランデ・グループの傘下に入った。
財政的、人的な支援を受けて財務面は改善したが、
営業損益段階での欠損計上が続いていたため、
継続企業の前提に関する重要な疑義が注記されていた。
こうしたなか、2010年12月期より、音響、映像機器事業を
休止するなど事業規模を縮小し、
再建を目指していたものの、グループ中枢の親会社である
ザ・グランデ・ホールディングズ・リミテッド(香港)が
2011年5月11日付で香港高等裁判所により、
暫定清算人が任命されて、事実上の倒産状態となった。
このため資金支援を受けることが困難となったほか、
グランデ・グループに対する債権の取立不能又は取立遅延の恐れが生じたことで
貸倒引当金繰入額54億8,624万円を特損計上し、
債務超過に転落していた。
その後も、別途、ザ・グランデ・ホールディングズ・リミテッドの
親会社グループからの融資や別の手段による外部機関からの
資金調達を模索したものの、契約に至らず、
2011年12月期の計算書類に対する監査法人からの意見表明も受領できないほか、
定時株主総会も延期されるなど動向が注目されていた。
こうしたなか、2012年4月2日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、
同年5月3日に上場を廃止。同年12月27日付で、
民事再生手続きを終結していたが、その後、
資金繰りが続かなくなり今回の事態となった。
負債は約3億5,000万円。
最終更新:7月16日(水)16時22分帝国データバンク
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140716-00010001-teikokudb-ind
山水電気が破産 - 憧れの高級アンプは……
マイナビニュース
7月16日(水)20時36分配信
山水電気が破産 - 憧れの高級アンプは……
帝国データバンクは7月16日、
老舗オーディオメーカーの山水電気が
東京地裁より破産手続き開始決定を受けたことを報じた。
負債は約3億5,000万円。
山水電気は「SANSUI」ブランドで
世界的に知られた高級オーディオメーカーで、
とりわけアンプ製品はオーディオファンの憧れともいえる存在であった。
写真: マイナビニュース
山水電気は1980年ごろから経営危機が表面化し、
1989年に英ポリー・ペック・インターナショナルの傘下に、
その後、2001年に香港グランデ・グループの傘下に入った。
2010年にオーディオ事業を休止し、
再建を目指したが、2011年に香港グランデ・グループの中核会社が倒産した影響を受け、
債務超過に転落していた。
なお、「SANSUI」ブランドは
2012年にドウシシャが引継ぎ、
新生SANSUIとしてBluetoothスピーカーなどの
デジタルオーディオ製品を展開している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140716-00000177-mycomj-sci
わたしもレコードからCDの端境期ごろ(1980年代前半)、
オーディオに凝っていた。
同社のアンプは憧れだった。
ブラックボディと逆向きのボリュームつまみ(だったかな?)を記憶している。
その当時から同社の経営は、怪しかったのか。
新聞の株式欄をみていると、株価はいつも十数円がついていた。
とうに上場は廃止され、わたしの気にもとまらない会社となっていた。
そうのような同社が破綻するのは、悲しい事象だが、
なんとか事業転換できなかったのかと、素人ながら思う。
時代の変化に対応できない企業や人は、
消えるしかないのだろうか?