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二日目のカレーが美味しい理由

2015年02月24日 00時57分49秒 | 学習支援・研究
二日目のカレーが美味しい理由
教えて!gooウォッチ
2015年2月16日 11時30分 (2015年2月16日 12時37分 更新)


[拡大写真]:二日目のカレーが美味しい理由

家庭料理の定番メニューであるカレー。
カレーが我が家の味と感じる人も多いのでは? 
そんなみんなの大好きなカレーだが、
カレーにまつわる素朴な疑問を感じたことはないだろうか。
「おしトピ by 教えて!goo」で意見を募ったところ、
多くの声が寄せられた。

「あなたがカレーで気になっていることは?」

好きだからこそ気になる疑問がたくさん!?
「やはり全体のカロリーです」(マイウエチャンさん)、
「スパイスの種類が多いかどうか」(ヒデ72さん)、
「とろり感」(SAMCHANさん)、
「具のかたさ。ゴリゴリだったら凹みます」(サイシさん)と、
各々なりに気になる疑問がたくさん集まった。

ほかにも「隠し味。チョコレート、コーヒー、生クリーム、ソース、ケチャップ、
オイスターソース、までは経験しています」(hotdog-icedogさん)、
「隠し味として入れるには、何が美味しいか?」(ぴろちさん)と、
味付けにまつわる疑問も多く集まった。

どうして寝かせた方が美味しいの?
カレーといえば、よく「一晩寝かせた方が美味しい」と言うが、
これは一体なぜだろうか。
カレーマイスターとして多数のメディアで活躍する
伊能すみ子さんにお話を伺った。

「ひとつは使用しているカレールーです。
市販のカレールーには小麦粉などが入っていることで“とろみ”がありますね。
このとろみは時間が経つと粘度を増すので、
2日目のカレーの方がポッテリした感じです。
この状態で食べると、1日目はさらりと食べられていたカレーが、
2日目には口の中にカレーの滞留時間が長くなって、
うま味を長い間感じられるのです。
そのことでさらに“美味しい”と感じることができます」(伊能すみ子さん)

またカレーを作る際に、ジャガイモをおろして加えてもとろみが増し、
2日目のカレーのような味わいになるそう。
詳しいヒミツは以下の通りだ。

「2日目のカレーに粘度が増しているのはルーだけではなく、
具材のジャガイモにもポイントがあります。
ジャガイモはでんぷん質なので、とろみをつける役割があります。
なので、荷崩れたジャガイモによってとろみが増します。
あとスパイスの辛味やうま味も、
2日目の方がルー全体に味が馴染むので、
一層美味しく感じられます」(伊能すみ子さん)

カレーの語源
そもそもカレーは、どうして「カレー」という名前が
付けられたのだろうか。

「著説あるのですが、インドがイギリスの植民地だった時代に、
具材をスープで煮込んだ料理の総称である『カリ』
料理名と間違えて覚えてしまったイギリス人が帰国し、
カレー料理として広めたこと。…

神にお供えする野菜ごはんである『カリ・アムドゥ』をカリと呼んだこと。
インドのヒンドゥー語で、香りの良いもの、
美味しいものを意味する『ターカリー』が変化してカレーになった
など他にも多数あります」(伊能すみ子さん)

それぞれの説に共通するのが「カリ」という言葉。
普段何気なく口にしていルーカレーも、
「カレー」という名前が呼ばれるまでに「こんな歴史があったんだ」と考えると、
非常に感慨深いものがありそうだ。

●専門家プロフィールー:
カレーマイスター 伊能すみ子
スパイスを愛すルーカレーマイスター。
民放気象番組ディレクターの経歴を持ちながら、
調理師専門学校で食文化を学ぶ。
アジア料理を得意とし、旅をしながら食の楽しさを探求。
食の専門家として資格を生かし、
飲食情報の提案やアジア各国料理の執筆を手がける。
『専門店が教えルースパイスの基本』(PHP研究所)ではレシピを担当。
カレーマイスター養成講座 http://curry-m.jp

柚木深つばさ(Yukimi Tsubasa)

http://www.excite.co.jp/News/net_clm/20150216/Goowatch_92bb5d2dc2b087ea08b8d612467f1252.html

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