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「年賀状」考

2015年12月28日 09時36分08秒 | キャリア支援
会社の上司や同僚に年賀状は送るべき?
12月15日 15:00
教えて!goo ウォッチ

会社の上司や同僚に年賀状は送るべき?
一年の感謝の意を込めて送る年賀状のシーズンが来た。
だが、わざわざ一枚一枚作成するのはかなり手間がかかる作業だ。
できるだけ送る枚数を減らしたいのが正直なところだが、
上司への年賀状は送るべきなのか。
「教えて!goo」に「会社の上司へ年賀状は出すべき?」
という質問が寄せられた。



これに対し、「私の経験上では『お世話になった人に』
でいいと思いますよ」(sach127さん)や
「夫の会社では、社内の人間同士の年賀状のやりとりは
原則として禁止されています」(kemikemiさん)など、
さまざまな回答があった。実際、
上司への年賀状は送るべきなのか、
心理学者の内藤誼人先生に聞いた。

年賀状はビジネスパーソンの“保険”
「メールでも手書きでも構いませんので、
年賀状は送っておいたほうがいいです。
年賀状を送ることで自分の株が
上がるかどうかはわかりませんが、
少なくとも下がる可能性は低いでしょう。
リスクヘッジと考え、
送るようにしてはどうでしょうか」(内藤先生)

確かに、部下から年賀状をもらって
不愉快になる上司はいないといっていいだろう。
逆に、年賀状が届かなかったことで
不機嫌になる上司はいるかもしれない。
少し面倒でも、送っておいたほうが無難だ。
だが、せっかく送るのであれば、
自分の株を上げるツールとして使いたい。

「上司に好かれたいということであれば、
文字をたくさん書くのが良いかもしれません」(内藤先生)
年賀状は感謝の意を伝えるチャンス。
多くの文字を書けば、それだけ感謝の気持ちが強い
という印象を与えることができるかもしれない。

年賀状でも発揮される“贈り物効果”
「『「幸せ」について知っておきたい五つのこと』の著者で
ブリティッシュ・コロンビア大学の心理学者である
エリザベス・ダンが、お互いに
何かを贈り合う関係を続けていくことで
人間関係がよくなっていくという研究結果を出しています。
これは年賀状でも同じです」(内藤先生)
確かに贈り物から相手の心が感じられ、
感激したという人はいるはずだ。

「本来は上司や同僚だけではなく部下にも送るのが理想的です。
良好な関係を築くことができるかもしれませんよ。
今まで年賀状を送ってこなかった人には
抵抗があるかもしれませんが、
メールでもいいので送ってみましょう」(内藤先生)

もちろん会社の慣習で年賀状を送る習慣がなかったり、
逆に禁止している場合もある。
まずは近くの同僚に確認するところが始めてみよう。

専門家プロフィール:内藤 誼人
心理学者、立正大学客員教授、
有限会社アンギルド代表取締役。
慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。
「3割しか話さないのになぜかうまくいく
ビジネス英会話のルール」(ジャパンタイムズ)、
「ヤバい出世学」(大和書房)他、
著書多数。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)

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