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入院中だったSV-20Dが、昨日戻ってきた。組み立てが終わったのが3週間前だったが、B電源の電圧が出ないトラブルで、購入元で診てもらっていたもの。
何とACからの配線に半田不良があったためと、あと音声回路でショートが一箇所見つかったということで、特性測定結果(優秀だった)付きで戻ってきた。
このプリアンプに、300Bという1930年代に開発され映画館で使われた真空管を、全段トランス結合という回路で組んだサンバレー社のSV-mini91B(写真)を繋いで聴いた。
不満だったレイ・ブラウンのベースが目の前でうなるように聞こえるようになった。低域が豊かになると、全体の音もとても素晴らしく聞こえる。倍音が豊かになるからだろうか。
このアンプは入力部分にもトランスを使っているので、プリアンプ出力とのインピーダンスの整合性がとれないと、音が痩せたり雑音が出たりするという。
今度作ったプリアンプは同じ社のものなので、この辺は良く考えられているようだ。
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プリアンプについて検索をかけていたところ、貴殿のサイトへ辿りつきました。
サンバレーのSV-20D、価格が手ごろなので気になっているのですが、サン
オーディオのSVC-200も音に定評があるようで、どちらを購入したら良いも
のか迷っております。
勿論、真空管を入れ替えてしまえば音質はガラッと変わってしまうかとは思い
ますが、組み上げた状態での音の差というのはあるのでしょうか?
参考までに貴殿はどちらのプリアンプの音色がお好みでしょうか?
お問い合わせの音質については、一番苦手なご質問。というのも、私は駄耳なものであまり参考にはならないかと…
そんなことも言ってられませんので、家内の意見も参考に若干ですが…
SV-20D 各楽器の音の分離が良く楽器ごとの音がとても綺麗に聞き取れ、低音にも締まりがある。
SVC-200 残響豊かな大きなホールで聴く感じの音で、疲れない。
大ざっぱに言うとこんな感じでしょうか。そして、
どちらが好きか嫌いかと聴かれれば、好みは前者です。
なお、真空管はどちらも付属のではなく、前者はアンペレックスの笛吹童子6DJ8、後者はBRIMARの13D5に換装してあります。付属のでは聴いていませんのでまた違った結果になるかもしれません。
なお、パワーアンプはサン・オーディオのSV-2A3(RCA 2A3真空管)とSV-PM200(真空管は古いTESLA EL-34)で聴いてみました。
蛇足ですが、もしパワーアンプにサンバレーのOTLに繋ぐのでしたら、サンオーディオのプリはインピーダンスがマッチしないので低音が痩せてしまいます。
以上ですが、駄耳のこと故、ほんの参考程度に止めていただき、何処かでご自身でお確かめいただくのがベターかと思います。
なるほど、なんとなく自分の予想していたような音の雰囲気のようですね。
SV-20Dの方がシャープで、より現代的な音という感じでしょうかね?
USBインターフェースが装着されているところも魅力的です。
SVC-200がオークションにでも出れば、両方買って試してみたい気もしていますが。(笑)
少しでも参考になれば幸いです。
ところで
OTLではなく、全段トランス結合の誤りでした。失礼しました。サンバレーのmini 91Bが頭にありました。