映画など街など

きままに映画や趣味を

銭湯 都会の温泉

2017-06-09 18:20:13 | 映画
近ごろ、銭湯に行く。
ホントは温泉に行きたいのだが。
ここで我慢。

受付のご主人は席に座って、映画三昧のようだ。この間はケビンコスナーを観ていた。洋画がお好みなのか?

先週は、松田優作のブラックレインのエンドロールを繰り返し繰り返し観ていた。

牛乳飲んでいた小生は、ブラックではなくパープルレインを口ずさんでしまった。


プライム ビデオ2

2017-06-07 19:00:50 | 映画
結婚できない男

阿部寛と夏川結衣、国仲涼子ほか、高島礼子、三浦理恵子、塚本高史が出演。
テレビでやっていたのは知らなかった。結構面白いのだ。
TVドラマ「下町ロケット」や、映画「海よりも深く」「歩いても歩いても」の阿部を観て、いい役者だなと思っていた。暇潰しにワンパート観たら。阿部の妥協しない毒舌、天邪鬼ぶりが面白い。 2006年頃フジTV系で放映していたらしい。全12回。
腕のいい建築士だが、ヒトの気持ちが分からない偏屈、天邪鬼野郎だ。高級マンション住まいで独身主義。建築士らしく部屋は綺麗に片付けて料理も念入り。ステーキにクラシックが大好き。メタボ気味。
隣人が国仲。事務所の部下が塚本、仕事のパートナーが建築プロデューサーの高島。妹が三浦、その旦那が 尾美としのりで、夏川の勤める総合病院の副院長。母親が 草笛光子。そしてホームドクターばりに通うことになる内科医の夏川。結構いいキャスティングだ。
皆んな演技は上手い。 一度観たらシリーズ全部観たくなり、暇を見つけては一気に観てしまった。
昨年観た「深夜食堂」も良かったが、こちらはテンポがよくセリフがいい。そのセリフにこれじゃ絶対結婚ムリだ、と思うよ。
さりありなん、周りの女性はそこはかとなく阿部に好意を持っているのだ。

阿部はこのドラマのあと、「結婚できない男」が結婚しました。と発表したと言う。
そういえば、阿部さんは、織金(「プロゴルファー 織部金次郎」93-98年)に財前直美の兄役で出てましたね。


海よりもまだ深く

売れない作家。女房に逃げられ小説のリサーチと称して興信所勤め。ギャンブル好き。人ごとではないような、ダメ男ぶり。風采のあがらない男。
姉の小林聡美の職場にお金を借りにいく。分かれた妻の真木よう子に男が出来たと、張込み自ら調べる姿。月五万円の養育費、月一の面会。イイ男だがダメ男役も上手い。

台風の前夜、樹木希林演ずる実母の団地で別れた妻、息子と泊まることになってしまう。清瀬の団地を使ったという。
台風が去っても元の鞘にはおさまらないと思う。
役者の演技が上手いから、何気ない日常を短編小説のよう描いた。まずまず見応えあるが爽やかにはなれない。






ちょっと今から仕事やめてくる

2017-06-05 20:20:02 | 映画
ちょっと仕事場早めに出た。いい映画やってないかな?結構疲れてて眠いが眠るのももったいない。

金曜夕方の新宿ピカデリーのロビーは、
キャラメルの匂いがして嫌だ。キャラメルポップコーンだ。

福士蒼汰の爽やかな笑顔がいい。あの「あまちゃん」の種市先輩。潜水土木科の「南部ダイバー」聴きたいよ!

青山(工藤阿須加)は会社の山上部長(吉田鋼太郎)から散々罵倒されまくる。過重労働の日々で会社を出るが疲弊しきっている。意識を失い入線する電車に倒れかけた、そのとき咄嗟にヤマモトという男に助けられる。ヤマモトは小学校の同級生だといい青山を飲みに連れて行く。青山はヤマモトのアドバイスを受けネクタイも替え、仕事も順調にいくようになる。が所詮山上のような部長のいる会社。そんな会社でそう上手く続く筈もない。


こんな乱暴な暴君みたいな部長はいないと思うかもしれないが、いるのだ現実に。
当然ながら職場の雰囲気は最悪で社員は自分を守ることでいっぱいいっぱい。やがて壊れるか辞めるかだ。

すぐにヤマモトとは同級生じゃないことがばれる。改めて友達になりヤマモトはしょっちゅう青山を誘う。しかしある日青山はヤマモトなる人は3年前に自殺している事実を知ることになる。
あのヤマモトはいったい誰?
このミステリーは書いてはならない!

青山は、担当の取引先を奪われ追い詰めらていく。もう正常な精神状態ではない。会社の屋上から飛び降りようとする。しかしそこにまたヤマモトが現れる。
青山はヤマモトから再び助けられることになる。

やがて、ヤマモトから多くのものを学び成長していく。親のことも理解できるようになり、かつて失業し再就職の出来ない父親に対し、山上部長と同じように罵倒し、軽蔑したことも謝罪できるようになる。

青山は結構頑張っている社員だ。営業マンとしても努力している。が会社の上司が悪すぎる。リアリティある話だ。世間ではパワハラ、ブラック企業とか、近ごろになってる社会問題視したり、訴訟沙汰になっているようだが、まだまだ日常的に蔓延している。
小心の癖に威張り散らし、狡くて、自分の利益しか考えない、部下を虫ケラのようにしか扱わない奴。いるよ、残念ながら…。会社の体質ということなのだろうか。

青山は会社の仕事の出来る五十嵐先輩(黒木華)を尊敬していたが、実は彼女自身も苦しんでいた。当たり前だ。有能ならより期待され重圧をかけられる。

映画で殺したくなるような嫌な部長を演じる吉田鋼太郎。NHKの朝ドラで名前、顔を売ったが、この役者は最初から嫌いだった。皮肉にも映画を観ててますます嫌悪感を覚えてしまった。

そういえばこの映画は、役者がNHKの朝ドラのメンバーが中心だ。「あまちゃん」の福士蒼汰、「あさが来た」の工藤阿須加、「花子とアン」「純と愛」の黒木華、「花子とアン」と吉田鋼太郎。

ハッピーエンドだから救われる。