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きままに映画や趣味を

モテキ

2019-08-02 09:20:27 | 映画
長澤と森山の共演、というだけでも期待感が高まる。長澤は「 海街」も良かったし、依然から素敵な女優さんだとは思っていたが。そのレベルの女優は幾人もいる。が「セカチュー」が引き寄せてくれた。森山未來には「苦役列車」の演技でハマった。やはり役者をはじめアーティストを少しでも好きになった方が映画も舞台芸術も楽しめることを実感する。「苦役」は二回観ているが、プライムで無料になるのを待っている。原作もいいが、映像で観る森山の演技は楽しい。

モテキもまた楽しい。20億円超も稼いだ2011年のヒット作だから今さらだが。森山は活き活きのびのびと幸世をやってるし、みゆきを演じる長澤は一層魅力を増し、シリアスな場面とコメディカルな場面を、二人で化学反応を起こし爆発的に面白くしてくれた。
周りも素晴らしい演技派の役者を揃えた贅沢な作品だ。売れなきゃ問題。
みゆきの友人のるみ子、麻生久美子からは告られ、迫られ。職場の先輩素子、真木よう子。ガールズバーの愛、仲里依紗。文句無しにハッピー。毎日楽しいだろうなぁ
そういえば仲里の母親役にりりィが出ていた。
しかしリリーフランキーみたいなのが周りにいたら怖いだろうな。
この人モテモテなんだよ。

久々に愉快な、かつ暗くならないハッピーな映画を観た。貧しくともヘコタレナイ根性青年は森山には嵌り役なのか。森山だからそういう表現になるのか。嫌いな奴もいるかもしれないが、そういう輩でも一回や二回は笑うに決まってる、いつしか森山の応援に回るだろう。音楽もヨシ。

ラストシーン、幸世から逃げるみゆき、走る、逃げる。脚長い。結構速いんだろうな。
泥まみれのキスシーンではボヘミアンラプソディーの如く拍手する自分がいた。