ピカデリー新宿からメンバーズカードの更新メールが届いていた。最後に観た「箱男」から5か月になるという。
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ピカデリーは縦に長いビルのくせエレベーターが貧困、また男性トイレの個室が少ない。
だから横に長い東宝の方を贔屓にしてる。
阿部寛主演だから信頼して前情報なしで臨んだ。
報道番組「ショウタイム7」の人気キャスターとして活躍していた折本眞之介(阿部)は左遷されラジオ局に、ラジオだからかスーツ姿じゃないし髭も剃ってない。
ある日、番組の生放送中に爆破予告の脅迫電話を受けるが、折本は軽くあしらう。その直後に爆破テロ事件が発生。爆破の様子がスタジオからも見える。折本は相手から交渉役に指名され、キャリア復帰のチャンスと考え、プロデューサー・東海林(吉田鋼太郎)を説得して生放送中のショウタイム7に乗り込む。
自らがキャスターとして犯人との通話の生中継をはじめる。
この辺までは、テンポよくワクワク感があったのだが。
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中盤、後半に進むほどコチラは次第に弛緩してくる。
テロの目的や動機は?
総理を呼び出し、政府と企業、テレビ局の癒着を明らかにする。折本と話したかった?話が通俗、イージーではないか。陳腐だ、かと言って文芸的でもない。
心に響いてくるものがない。
終わった、デジャヴ。見せもの小屋から出ていくときの心持ちに似てる。封切り3日目、結構座席は埋まっていたが、高揚感は伝わってこない。
もしかしてコメディだったのかと失笑。
今どき、ワイドショーみたいな報道番組を誰が真面目にみてると思っているのか?青ボタン赤ボタン押してアンケートとか、20年前なら通用するかもしれないが。
テレビには不信感しかないのだから。
つくった方は業界にいてセンスないのかな?と思ってしまう。
助演役者に、吉田鋼太郎、平田満、安藤玉恵さんなど充実しているのだが。
俳優陣に同情してしまう。
もしかしたら舞台ならいい作品に仕上がったかもしれない。
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役者に喋らせ過ぎだ。
挙句、2時間TVドラマの、刑事と犯人役が事件を説明するのと同じパターンをとる。
かつラストの方で重要だろうやり取りで、犯人役は台詞を噛んだ。
監督はNHK朝ドラ「まれ」をつくったひとだと、後から知る。じゃしょうがないや。だ。
韓国映画のリメイクとはいえ、
お騒がせいたしましたという感じ。
TVはオールドメディアだしね。
先月末、夕飯の調理をしながらフジTVの記者会見をつけっぱなしにしていた。
日枝氏の家来たちの茶番がいまだ頭から離れないまま。遠藤周作の息子さんがいた。
「異動辞令は音楽隊!」の方が遥かにいい作品だった。
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竜星涼、生見愛瑠、井川遥はよかったと思う。
救いはパフュームの演奏ダンスの映像。