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きままに映画や趣味を

エリック・クラプトン ~12小節の人生~

2018-11-29 19:51:05 | 映画
ボヘミアンラプソディーにしようかと突然心変わりがした。それも良いが最初の思いを果たした。日比谷まで歩いた。PHNの疼痛半端ないが。
エリックは、ギターの神さま。ブルース、ロック界のカリスマ、レジェンドで有名なのは周知のこと。

フレディマーキュリーとは異なり病で倒れはしなかったが決してハッピーだったわけではない。エリックは麻薬、アルコール中毒に陥りながらも、克服したのだ。
ヤードバーズ、クリーム時代をたっぷり聴かせてくれる。ジョージハリソンの妻パティに横恋慕して、悩み続けながらも恋が実り、やがて別れる恋愛劇、数年に及ぶ隠遁生活(麻薬にアルコール浸り)もドキュメントタッチでちゃんと描いている。

ミックジャガー、ディランも出てくる、勿論BBキング、ポールもレノンも。ジミヘンドリックス
の死は悲しい。当時オレらも大ショックを受けた。
エリック自身のナレーション、古いフィルム、モノローグ。実在のミュージシャンの映画は珍しいのではないかな。
懐かしい曲が流れ、ため息ともつかない貧乏ゆすりみたいな音がオレの耳にはいってくる。誰の?
老人ばかりだったな客は。
彼らは幸せな時代をエリックと共に歩んできた人たちだ。


オレは老人臭を回避するため、前の方の端っこの席をとっていた。

素晴らしいテクなんだろうが、かつてギターが弾けなく挫折した弦楽器音痴、コンプレクスを意識する。エリックの良さの具体を説明できない。

しかし楽譜なしに何でみんなで演奏出来るのか?
何であれ演奏家を尊敬する。






再びボヘミアン ラプソディ

2018-11-20 12:49:21 | 映画
昨夜、二度目のボヘミアンラプソディ。
ここのところ、ユーチューブで毎日のように聴いていたので、やっと行けて、何となく心が落ち着きました。

全編、フレディの孤独な姿、眼差しがまとわりついてなりませんでした。
悲劇性に満ちてますが、やはりステージが一番、ホッとして楽しく観られます。

それにしてもネットをみてると、クィーン、フレディの研究家らしき人が大勢いてものすごい。
まあ、ビートルズ、ストーンズ、ディランと同じかと思えば納得する。

土曜のSONGSのインタビュアーはいいが、大泉洋は場違いだったな。


ボヘミアン ラプソディ

2018-11-13 17:00:30 | 映画
何で涙が出てくるの?ひとりでにジッワとくるんだから参るよ。ライブAIDシーンでハンカチで三回拭った。

Queenのファン層はオレよりちょい年下世代だが、70年代から80年代が全盛だったからまあ同時代といってもいいのか。でも確かに勤めに出ていたし。学生時代から好んで聴くのはロックよりジャズの方だったから、アンテナは余り高くしていなかったというのが正直なところだ。

それでも、ボヘミアンラプソディは特別に記憶にある。しょっちゅう流れていたし、偉大な叙事詩、オペラだ。クラシカルでいてロックでもある、美しい旋律をもつ名作品だと思っていたものだ。クィーンの独自性はオレのなかにはしっかり存在している。

ほかにキラークィーン、ウィーウィルロックユー、ウィーアーザチャンピョンズ、ボーントウラブユー、レディオガガ、…とか。

20代半ばの頃残業続きの日々だったある日。PPMが再結成されて来日、ライブに行きたいが行けるはず無い悔しさにクソッと思っていた。今ならパワハラにあっていた小僧時代。その日上司に「青春時代の忘れ物を探しに行きたいので今日は定時で帰らせて下さい」意を決して頭を下げた。
奴は薄ら笑いを浮かべていた。オレは職場を飛び出し竹橋、武道館に急いだ。何とか当日券を手に入れ、本当に一番後ろの席で聴いていた。
何故か思い出すのだ。
たぶん、よっぽど虐められ辛い日々だったんだろうな。
何故クィーンのライブに行かなかったのだろうか?不思議だ。その頃、マジ青春の日々を仕事漬けでボロボロ状態だった。

今になって思うのだが、様々な曲、アーティストというかミュージシャン、百花繚乱の凄い時代だった。ザフー、ドアーズ、クリーム、レッドツッペリン、ディープパープル、シカゴ、イーグルズ…。

フレディの重病説は耳にしていたが、ある日のスポーツ紙のエイズの報道にびっくりしていた記憶がある。当時は治療困難な時代だったから。
そんなに昔だったのかと思うのだが。

たぶんボヘミアンは複数回行くことになると思う。席は気にしない。出来れば今回のように隣に誰もいない端がいい。 コンサートに行くとか、もう一回レコードを回したいという感じだ。

フレディについて、少し調べより知識を得たし、ボヘミアンラプソディの歌詞もお浚いしたし、もっと楽しめると思うのだ。

ただ、中央に近い前の席でコンサートまがいに、場違いアクションをとっていたグループがいた。やめてもらいたい。今度みつけたらTOHOの係員につまみ出して貰おうと思う。




スマホを落としただけなのに

2018-11-12 17:46:33 | 映画
予告をチラッと観ただけで余り期待していなかったせいか楽しめた。中田秀夫監督、北川景子主演の現代ミステリー。
北川の恋人(田中圭)がタクシーにスマホを置き忘れたことから話が始まる。スマホは無事に戻るのだが。


個人情報を悪用され続ける。クレジットカードでのネット購入、SNSを通じたプライバシーへの悪質な介入…。
怖い怖いミステリー。

髪の長い女性の遺体が複数山中で発見され、当然、 麻美(北川景子)とも関わってくるのだが。単なるスマホを落としただけでは済まない、もう一つ仕掛けがあった。

それにしても、何でもメールとか、SNSとか、スマホなしで生活できない有様を映画で、殊更に誇張してみせているわけでもない。我々の日常、自然体だ。

キャスティングもまずまず。
狂気ぶりの成田凌、同じ人種の千葉雄大の存在が恐怖だ。が、周りに幾らでもいるのかもしれない。

それを思うと、ネットでのカード決済を控え、各種PWも変更しなきゃ、SNSは控えめに。と思わざるを得ない。困った。アナログ生活には戻れない。

最後に、後半の方がテレビドラマぽくなってしまったのは残念だ。盛り込み過ぎかもしれない。説明ぽくなってしまった。


今からボヘミアンラプソディーを観に行くぞ!


コーヒーが冷めないうちに

2018-11-02 17:30:43 | 映画
もう背中痛くてダウン状況だが、気分を変えようとピカデリーに。
「日日是好日」樹木希林を観よう、時間的にも。新宿三丁目で降りて桂花ラーメンで太肉麺というパターン(値上げしたな)


あら、日日が満席やん。参った。シャーない。押さえの「コーヒーが冷めないうちに」だな。
もともとその気がなかったのだが、提灯記事や石田ゆり子に騙されたか。詐欺とはいわないがツマンナイ。何故こんなに若い人が観に来てるんだろう。満席に近いのだ。
しかし、とうとう小生はトイレに立ってしまったのだ。居眠りはあるがこんな経験は記憶にない。集中力が途切れると痛みまで余計気になり出してくる。

あー何だろな、有村架純を観にきたわけじゃない。薬師丸ひろ子か、松重豊、波瑠、吉田羊か?キャストはまあまあ贅沢なんだろうな。
有村は「ビリギャル」良かったけどね。「ビリギャル」の時は吉田は母親役で。薬師丸は「あまちゃん」で競演してたな。


たぶんストーリーとか内容に共感出来ないのだ。
吉田羊と波瑠、おばさんになった薬師丸ひろ子を楽しませていただいたと思えばいいのか。
三組のカップル+有村架純が、コーヒーを飲み過去に旅する。


もし、わたしが過去のワンシーンに戻って、逢いたい女性のこと考えるとしたら…、
考えたこともないが。そういう言葉に自己嫌悪してしまった!