◆八坂香取稲荷合社
ここ数年、初詣は八丁目にある八坂香取稲荷合社に行っています。今年も元旦に初詣に行きました。
この合社(神社)は永享己酉年(1429)に下総国一宮香取神宮を勧請したと伝えられています。以後約七百年もの間、地元八丁目村の鎮守産土神として人々の信仰を集めてきました。
初詣風景2023年元旦
その八坂香取稲荷合社には、意外に知られていない面白いものがあります。
まずは、
◆水準点
一の鳥居と手水石の間に何やら石が埋まっているのに気づきました。石ころ?
何度も行っているのに全く気づきませんでした。
寄ってみると三角点か水準点?
早速調べてみると、地図記号からどうやら「水準点」のようです。
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これによると、当八坂香取稲荷合社の緯度・経度・標高は
緯度= 35.98602815(北緯35度59分9秒701)
経度= 139.75368977(東経139度45分13秒283)
標高= 8m
当社のこの場所の標高は海抜8mだったのです。案外高いことがわかりました。
なお、地図記号については、こちらをどうぞ
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▼水準点とは
高さの測量を行うときに基準となるのが水準点です。国土地理院の水準点は、全国の主な国道又は県道等に沿って約2km毎に設置され、高さが正確に求められています。
この水準点を利用して測量することにより、土地の高さを精密に(mm単位)に求めることができます。
水準点は全国に約17,000点設置されており、各地点の高さを測るための基準として利用されます。
参考:国土地理院のサイト
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◆力石発見
そして、以前から八坂香取稲荷合社には、神社につきもののあの力石が無いのかな、と思っていましたが、本殿右脇に力石らしきものがあることに気づきました。
寄ってみると
やはり力石のようです。
なお、『埼玉の神社北足立、児玉、南埼玉』(埼玉県神社庁)によると、境内の力石は2個あり、重さは解りませんが、奉納されたのは江戸時代の延享三丙寅年(1746)三月吉日とのことです。当社にもやはり力石があったことがわかりました。
今回新たな発見(自分の中で)と言えるかどうかはわかりませんが、今まで気にも留めず見逃していたことが結構あることがわかりました。これからは、もう少し気をつけて見ていかないといけませんね。
終わり
注記:今回、国土交通省国土地理院の関連サイトをリンク🔗させて頂きました。なお、同サイトは予告なく変更又は削除されることがあります。その際は何卒お許し頂きたくよろしくお願い申し上げます。