本屋さんへ

少し前のことですが、

知人の書店へ初めて出かけました。

ちょうどクリスマス前だったので、

本ばかりか、プレゼントにピッタリな

雑貨やお菓子もたっぷり！

一番の感動は、

スタッフさんの想いが込められた本が

さりげなく並んでいることでした。

「ああ、本が好きなんだなぁ」と、

すぐに通じるモノがありｗ

知人ばかりか、スタッフさんとも話が弾みました。

お互いを近づけてくれたのが

関口良雄『昔日の客』です。

わたしが歓声を上げると、スタッフさんは大喜び。

さらに、わたしの持っているのはオリジナルと知ると、

今度はびっくり。

書店主の日常を綴った『昔日の客』は

クロス張りの美しい本で、知る人ぞ知る絶版本、

それを復刊したのが、この夏葉社なのだそうです。

しかも、夏葉社は、出版未経験の青年が

たった一人で開いた出版社と聞き、

俄然、興味がわきました。

さっそく、夏葉社を創業した島田潤一郎氏の

『あしたから出版社』(ちくま文庫)を購入。

文庫本なので

電車内や待ち時間で読んでいて、

涙が止まらず困ること、しばしば・・・

会社の始まりから、今。

本と書店への愛にあふれた

青春エッセイでした。

ちょっと長くなりますが、

「その通りだなぁ」と思った一節の

以下、引用です。

本屋さんへ行く、ということは、だれかに会うことと同じだと思う。

自分と似た人や尊敬する人。愛する人や、なつかしい人。

会いたかった人や､もう会えなくなった人。

彼らと本屋さんを通して、もう一度出会う。（282頁）

うん、うん、わかるわぁ～～

実は、以前せっせと通っていた書店が閉店し、

その後に入ったチェーン店が使いづらくて・・・

図書館から借りるので

あいかわらず新刊書は読んでいます。

書店へも絶対ほしい本は買いには行くのですが、

ブラブラと店内を歩くことは減り、

足が遠のき気味になりました。

けれど・・・

やっぱり本屋さんは良いなぁ・・・❤

今、『あしたから出版社』を読み、

夏葉社の他の本も読みたくなっています。

また知人の本屋さんへ買いに行こう・・・と

楽しみにしているところです。

📖　書影は「筑摩書房」ＨＰよりお借りしました。

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おつきあいいただき、どうもありがとうございます。

今日明日は、大学共通テスト。

被災した北陸はもちろんですが、

受験生が天候に振り回されませんように。

世界中に「優しい風が吹きますように」