つれづれなるまま(小浜正子ブログ)

カリフォルニアから東京に戻り、「カリフォルニアへたれ日記」を改称しました。

震災救援活動

2011-04-23 20:31:50 | 日記
研究会の昼休みに外に出たら、学生さんが東日本大震災の救援のためのTシャツ販売をしていました。
学内で募金は禁止なので、このTシャツを12ドルで売って、うち7ドルが寄付になるとか。売っていた男子学生がデザインしたそうです。ハートの日の丸はなかなかいいかも。
もう一人いた女子学生は以前日本にいたとかで、達者な日本語を話し、「どこか効果的なお金の送り先を知らないか」というので、「被災地の地方自治体に直接送るのがいいのではないか」といっておきました。
手の空いた学生は折り紙で鶴を折っていましたが、100万羽折って、アメリカの名門大学15大学で集約するのだとか。
何かせずにはおられない、という気持ちが伝わってきて、嬉しいことに思いました。
地震発生後一ヶ月で日本を出てきて、いろいろな思いを当面封じ込めている感じの私です。。。


院生発表会

2011-04-23 19:59:28 | 日記
今日は、この大学の東アジア研究所主催の院生の研究発表会に参加した。
この分野では西海岸の拠点になっている、ここともうひとつB大学の中国近代の人文関係の院生発表会、というのだが、それ以外の大学の院生も報告していた。
昨日から2日間の会で、合計12人の院生の報告があり、なかなか面白かった。
キーノートスピーチをしたT教授は旧知の研究者で、再会を喜んだ。
他にも、私の研究分野と関係ある報告がたくさんあり、いろいろ院生と話も出来てよかった。「人文学」ということで、歴史の人と文学の人と両方いたが、内容は表象分析などのカルスタ系のものが圧倒的に多く、おかげで、図版を見ていたら、英語が聞き取れなくても、ある程度は楽しめた。
先日の会議でもそうだったが、こういう会では簡単なランチ(といってもボリュームあるサンドイッチが3種類とサラダとフルーツにお菓子まである。飲み物も美味しいコーヒーを含めて各種)がバイキング形式で用意してあって、お昼やティーブレークの時間に、食べながら交流できるようにしてある。参加者は報告者、コメンテーター、司会以外は私を含めてほんの2,3人の小規模な会で、中国系の人が2/3、あとは欧米人と私、という感じだ。
こういう贅沢な会がしょっちゅう開かれているというのは、S大学はやはりすごい。予算がどこからつくのか、実務の手間は誰が担うのか、気になってしまうのは悪い癖だけど。