ハードカバーを迷って見送っていた本。
その本の文庫が発売になっていました。
これは、わたしにはとても嬉しいことなんです!
海外作品は、文庫化されるかまったく予想できないので、
いつもハードカバーを買うか、見送るかの選択に迫られます。
やっぱりハードカバーは価格もですが、スペースも取るので
本当に迷ってしまうんです。
特に、この本は読みたいと思ったのですが、
他に欲しいハードカバーがあったので見送っていた分、嬉しさも倍。
結構、長い間、表向きのディスプレイだったこともあり
人気だったことが、この文庫化でわかりました。
文庫化されると、お得に本を読む事ができるのでありがたいです。
もちろん、タイムラグがあるのでフレッシュ感はなくなるので、
見送りには、かなり慎重になります。
ただ、この手の本であれば、多少のタイムラグでもOKかと思ってます。
この本は、イギリスの湖水地方の羊飼いのお話です。すべて実話。
この著者が羊飼いです。宗教でもなんでもなく、ファーマーとしての生活が綴られています。
個人的に当たりが多いと思っている、出版が早川書房なだけに、期待を裏切らない内容です。
気が向けばぜひ!
さて、比較的コンスタントに本を読む身として、
近年ゆるせない事態が起こっています。
特にそれは○談社さんです。
久々に、あのハゲタカで有名な真山仁さんの新刊が発売されたのですが、
結構好きな作家さんなので、ちらっとページをめくったら、
一気に買う気がなくなってしまうページ構成でがっかり。
行間はたっぷり、余白もたっぷり
なのに、なんと、まさかの上下巻。
(どう考えても一巻でおさまる内容なんですよ)
少しでも売上げをあげなければいけないとおもうんです、人気作家さんだから売れるし。
わかるけど、なんだかとっても複雑な気分。
かたや、河出書房新社の待望の【ホモ・デウス】は、
しっかり文字をつめて上下巻の各1900円+税
出版社によって方向性が全く違うのが丸分かりなんですよ。
(まぁ、仕方ないと思うんですが、、、なんだかな〜)
海外作品が高額なのはわかるんです。
でも、国内作品が、海外作品と変わらない価格ってどうなの?と思わずに居られない。
とはいえ、海外作品が翻訳されるのは、海外でも人気の作家さんだからでしょう。
国内でしか需要が見込めない場合は、
価格設定で、しっかり作家さんを守っていくのも出版社の勤めだと、
わかっているけど腑に落ちない自分がいます。
(もやもや〜)
とりあえず、真山仁さんの新刊は見送りで文庫待ちです。
図書館でも、おそらく待ちが入っているでしょうし、、、
しばらく様子をみてみようと思います。