はれのちくもり、雨、ときどきどき全部

生きているからしかたない

風にのってくる香りの極み金木犀

2018-10-01 | 日々の出来事

日本縦断の台風が過ぎ去り、ぐっと気温上昇でしたね。
台風の前にスーパーに行き、そのときに香ってきたキンモクセイ。

ちょうど今がいい香りの時期ですね。
どこからともなく漂ってくる金木犀の香りが大好きです。
風にのって運ばれてくる、その年の初のかおりは
あ、金木犀!となる感動の瞬間。
なぜか最高な気分になる香りのひとつです。
(好みはあるでしょうが。。。)



この独特の甘い香りは、記憶を甦らせてくれる効果も抜群。
まさにプルースト効果です。

この香りをかぐと、
あ、あのとき、こんなことやってたな。
と本当に懐かしい記憶が甦ります。

香りで記憶がよみがえる。
そんな効果をプルースト効果というと知ったのは最近のこと。

マルセル・プルーストといえば
【失われた時を求めて】であまりにも有名なフランスの作家ですね。

実は、わたしはカレコレ21年経ちますが、
【失われた時を求めて】を読破できていません。
2巻でストップしています。
そして、再チャレンジするも2巻までで、
他の本が気になってしまうというループ歴21年です。
(ちなみに千夜一夜物語は5巻でストップ中)
困ったくらい進まないし、入り込めないんです。
読破できる日がくるのか、、、ホントなぞ。

7年前、
【失われた時を求めて】の
最終巻を読み終えるという人に出会ったのですが、
よく、そこまで読み込めましたね。
なんて話していたことを思い出しました。
(これも金木犀の香りを通じて甦るプルースト効果か、なわけない)

歴史に刻まれた名作の3巻にたどり着けますように。



この気持ちのいい季節に香る金木犀、
思う存分楽しみたいと思います。