2020年1月頃の母は、抗がん剤治療を複数回実施して体力の減退も激しく、血液検査の数値も良くないため輸血を行ったりしておりました。
父の看護疲れやストレスも凄まじく、足腰の衰えも悪化の一途でした。
実家のマンション管理や介護関連の契約行為も、私が代行せざるを得なくなり、妹との財産分与も揉めたくないという意図から、父と私の間で「家族信託契約」を結びたいと考え、司法書士リーガルパートナー様に正式に依頼することにしました。
資産額も小さく、相続も複雑ではないながらも親身に相談に乗っていただき、近い将来に発生するであろうケースを想定して「家族信託契約」「任意後見人」「遺言書作成」を行っていただくよう準備を進めます。それぞれの文書草案を父とともに内容確認して、一部修正を施しながら契約文書作成を行っていただきました。
そんな矢先、2020年2月、母が骨盤への腫瘍の骨転移からくる激しい疼痛から、急遽救急外来へ搬送、入院となります。
腰痛も激しくなった父は、運転免許の返納を強く進めていた矢先に、2020年3月、交差点での自損事故で自家用車を全損させてしまいます。
ここはひとつ、私だけでも冷静に対処しなければと1週間ほど西宮に留まり、母の入院サポート、父の自損事故の後始末と脳梗塞などの原因調査に立ち会い、出来うる限りの対応を行って東京の自宅に戻りました。
1週間後の2020年3月16日、母の死去。
肺小細胞ガンが直接の死因ではなく、おそらく脳卒中を発生して急変したのではないかとの担当医師からの説明。ベッドから転落した状態で病室で見つかったそうです。
私の妻、娘2名とも東京から駆け付け、通夜・葬儀・四十九日法要、市役所・年金事務所への各種届出、金融機関の整理、葬儀屋への支払い、、、、、、夢中でいろいろと済ませました。
2020年4月には準備していた家族信託契約・遺言書作成の手続きも滞りなく完了しました。
手続きに際しては司法書士リーガルパートナーから堀内先生に西宮市まで足を運んでいただき、神戸公証人役場から2名の立会いの下行いました。
ここから父の西宮での一人暮らしが始まるのですが、弱っていた足腰を携えて、一人で生活させるのは心配事が多すぎて、私の自宅近くの東京・葛飾区、足立区周辺の介護付き高齢者向け住宅への入居を加速させることとなるのです。
介護付き高齢者向け住宅の選定は、妻と次女が主体的に実行してくれて、合計4か所を見学して雰囲気や料金制度を実際に比較して決めました。
決め手は「介護職員の方々が楽しそうに仕事をしているか」という観点でした。
家族の協力なくしては高齢者・終活サポートは成立しませんね。介護ストレスがつのるだけで孤独にさいなまれてこちらがやられてしまいます。
足腰の弱った父とともに東京に向かいますが、新大阪駅・東京駅でのJR駅員さんの車椅子サポートが完璧で、本当に感謝しております。
ホーム上の移動や車両への乗車時も「安全第一」で至れり尽くせりのサポートをいただきました。ありがとうございます。
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