mokekyoのビデオカード+SCSIカード備忘録

オークション用にテストした際に得たビデオカードとSCSIカードの備忘録。

ターミネータパワー端子が大事だという話

2020-09-25 23:19:48 | SCSI_terminator
LUB-SCなどのSCSI機器をUSBへの
変換を行うアダプタで、注意事項として
書かれているのが

『接続機器がターミネータパワー端子に供給出来る事』

とある。これはすべてのUSB-SCSIアダプタに
言える事であり、供給されないとターミネータを
取り付けても動作せず、不安定になる可能性がある。

SCSIカードから供給される場合、問題ないのだが
USB端子からの電流ではターミネータパワー端子に
供給するには足りない。端子1つに2~30mA
流れるとしてもFastSCSIなどの8ビットSCSIでも
データとしてパリティを抜いても8本、それに
制御系の端子も付けると18本、それらに
最低の20mAを流すと360mA、30mAだと540mA、
これだとUSBコネクタの最大値500mAを
超える場合がある。


そういう事もあり、古いSCSI機器を繋いで
動かない、不安定になる場合、このあたりを
調べてみる必要があるかもしれない。
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チップはASC-29160やAVA-2915と一緒 ASC-19160

2020-09-22 15:51:05 | SCSI_Adaptec
アダプテックのUltra160 SCSI製品の1つASC-19160。



コネクタ配置が販売時期の一緒のASC-29160Nと一緒。
というか、同じチップを使っているし性能の差はなく
サポートされているドライバがこちらはWindowsオンリーに
制限されているだけだ。

ちなみにASC-29160N以外にもあれこれや、これとも
同じチップを使っている、見た目が違うので知らないと
損する。


制限というのはおそらくドライバで識別番号を確認して
サポート外にしているだけと思われるがそういう
UNIXのシステムに組み込んだことが無いので不明。
私たちが使うようなWindows系であれば29160Nとの
違いは皆無。

このSCSIカード、Ultra160SCSIとなるので、
アダプテックのWindows7ドライバも64ビット版が使用可能。
数少ない現行環境でも使えるSCSIカードである。

外側に50ピンの端子を使っている為、UltraWideな
機器が無く古いSCSI機器をWindows10で使うのであれば十分だろう。
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パッシブ/アクティブ ターミネータを判断する

2020-09-20 14:46:34 | SCSI_terminator
秋葉原やオークションなどで購入したものを
動作確認しているが、ターミネータは見た目からは
パッシブタイプかアクティブタイプか判断が
つかない。

中にはモールドやシールで記載されているものも
あるが無いものはどうしたものか。


そこで、動作確認というか電圧を見て判断
することが可能なので、試しにこういうものを
作ってみた。





家にあるもので作った。DSUB25ピンのコネクタとか
あるでしょ、普通(ねぇよ

ターミネータを繋ぐ時は変換アダプタを使って
接続する必要があるが、手持ちにコネクタが
無かったのでよしとする。

やってる事は単純で、ターミネータパワー端子に
SATA電源ケーブルの5Vか3.3Vを繋いで、データ端子の
1本の電圧を見るだけ。

判断するのはテスターに繋ぐためにバナナ端子を
プラケースにつけておく。スイッチで電圧の変更を
する。これだけ。


パッシブターミネータは抵抗を使った分圧をして
いるので電圧が5Vの場合と3.3Vの場合では
明らかな値の違いが出てくる。大抵は300Ωと200Ωで
分圧しているので3Vと2V前後の値になる。

アクティブターミネータは、定電圧ICを使っているので
5Vの場合、2.85V前後の値になる。3.3Vの場合、
性能によるが2.85Vを維持するものもあれば、
2.6Vくらいまで下がってしまうものもある。
でも、3.3V自体イレギュラーな電圧なので無下に
出来ない。

本当ならば可変電圧ICを使って6Vくらいから
4Vあたりを入れて電圧に変化があるかを見た
方が面白いが、可変の探したが手持ちに無かった。残念。


これでターミネータの情報が付加できるが
加えて68ピン-50ピンのSCSIケーブルの
ターミネータパワー端子がどう接続されているかを
判断も出来そうなので、追加パーツも構想中。
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