ターミネータには種類としてパッシブとアクティブの2種類がある。
そもそも、ターミネータの意味はケーブルの末端で信号が反射して
反射した信号が次に来る信号に影響する事を抑える為に
信号として「ゼロ」「イチ」どちらでもない状態にする為にある。
パッシブとアクティブの違いは
パッシブは抵抗による分圧をして信号線に約3Vの電圧をかける。
アクティブは定電圧ICを使い、信号線2.85Vの電圧をかける。
電圧に差があるが、上記の「ゼロ」「イチ」でもない状態になるので
信号的には違いはない。
しかし、元になるターミネーターパワーからの電圧が変化すると
パッシブは即座に分圧した電圧が変わってしまい、不安定の原因に
なりうる。その点では多少の電圧の上下があっても定電圧ICを
使っているアクティブターミネータは2.85Vを出力するので
パッシブターミネータと比較しても安定している。
ただ、安定したターミネータパワーが提供されていれば
パッシブもアクティブもどちらでも構わないと考えている。
パッシブで不安定ならば、ターミネータを疑う前にケーブルや
コネクタ接点の確認などやる事はたくさんある。
あと、ここは気にしなくてもいいのだが、
経験則ではあるが全長が短くケーブルもしっかりした
SCSI規格に沿ったものだった場合、ターミネータが無くても
問題無く動作する事もある。
安定させるために付けるに越したこと無いのだが。