ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

ケニアの旅 2.日程と部族について

2011-09-29 01:27:32 | Singapore/たび・現実逃避
ほぼ友人が組み立ててくれたケニアの旅はこんな日程でした。
どうでもいいことですが、私の備忘記録として。
 
参考までに地図も。
キカイに弱いもので、行った先をマルで囲むとか、行程を矢印で書き込むとか、
そんな気の利いたことはできなかったです。
   
          
 
1日目:ナイロビ到着。友人の住む街、サイタマ(後述)へ。
2日目:朝から友人のオフィス見学。マタツ(後述)デビューでナイロビからナクルへ。
3日目:ナクル湖でサファリを堪能。夜、ナイロビ経由で友人宅へ帰宅。
4日目:ナイロビで所用
。友人とともに夜行バスで、ケニア第2の都市、海辺のモンバサへ。
5日目:モンバサ着。フェリーやマタツで山の上にある小さな町、クワレへ。
6日目:モンバサ南のディアニというビーチリゾートへ。モンバサへ戻り、夜の観光。
7日目:マーケットで買い物後、観光など。夜行バスでサイタマへ。
8日目:帰宅後、悪夢の掃除洗濯。夜はご近所さんちへ晩ご飯をおよばれに。
9日目:早朝ナイロビへ。セスナに乗ってマサイマラへ。到着後、朝夕サファリ。夜はテント泊。
10日目:終日サファリざんまい。お昼はマサイの村へ。
11日目:朝サファリ後、小型機でナイロビへ。ナイロビ観光後、夜、サイタマへ帰宅。
12日目:友人たちと最後の食事後、ナイロビの空港へ。お別れをして搭乗。
13日目:ドバイ乗継にてシンガポールへ。無事帰宅。
 
友人はナイロビからマタツで1時間15分くらいの街に住んでいます。
ナイロビを東京とすると、埼玉くらいの感覚なのかなあ。
神奈川ほど大きくない地方都市です。
今回は友人の住む街を「サイタマ」って呼んでおきます。
マタツというのは、ワンボックス型のバスみたいな都市間を走る乗り物。
マタツについては、次回詳しく…。
 
 
私にしては短く終わりそうなので、ケニアの民族構成についてなど。
 
ケニアンは最大勢力のキクユをはじめとして、ルオー、カンバ、マサイなど、42部族で構成されているそうです。
この日本人には馴染みのない民族構成というやつが、アフリカでは色々問題となるわけで。
アフリカでは大統領選などをきっかけとして、民族対立が激化して、
ジェノサイド(民族浄化、集団虐殺)など、時として凄惨なことが起きたり。
ケニアではそれほどひどくなったことはないようですが、
やはり大統領選結果を巡って対立があり、治安が悪化したことも。
今の大統領はキクユの方だそうです。
 
日本人に県民性があるように、ケニアンも部族性とでもいうのかな、性格など特徴があるようです。
キクユ…気が強くて、お金儲けに熱心、がめついとも。会社経営者に多い。仕事は早いがザツとも。
    キクユのヨメをもらうと大変だとか。
ルオー…気位が高くて、血気盛ん。頭も良いが、自信過剰で敬遠されることも。
    「ケニアで一番美人が多いのはルオー。私を見たらわかるでしょ」などと普通におっしゃるとか。
    前回の民族対立もこの方たちから火種が?
カンバ…おっとりおとなしくてお人好し。コツコツする仕事に向いているが、スピードを求めてはいけない。
    ケニアのおみやげ物の木彫りなどはカンバ族が作ったもの。
マサイ…誇り高さや勇ましさが取り上げられることが多いけれど、実は商売上手な一面も。
    ケニアのいたるところで、あの赤い衣装で出没し、おみやげ売りなどやってます。商品はカンバ族作だったり。
    コビや人懐こさがなくって、逆にそれがおもしろい。

以下、子どもたちの写真。
校外学習中の子どもたち。ナイロビ近郊だからたぶんキクユかと。
ケニアの学校は制服好き、制服姿も絵になります。
後ろのキリンを撮るふりしてたのが気づかれて、自分も写せと多くのリクエストが。


友人宅近くの村に住む彼女の仲良しさん宅で。カンバの子どもたち。
カメラを向けるとエキサイトして激しく動き出すから、なかなかカワイイ写真が撮れない。
ちびっ子でもアフリカン。
びっくりするくらいのリズム感とノリの良さで、歌って踊るのです。
                                      

沿岸部に多いスワヒリかと。
でもここ、山の上の小さな町だから、もっと少数派の部族なのかな。
私たちについてくるのでカメラを向けると、これ、ビデオじゃないから、ってくらいに、激しい動き。
                                
 
 
マサイの勇士も子ども時代はあどけない。
大人は赤い衣装でも、子どもたちはイマドキの服でブルー、ピンク、紫などが多く、集まると配色がキレイ。
両側のシバみたいなものは、これで村を囲って、肉食獣の侵入を防いでいるのです。
彼らの生活圏を写すときは、ちゃんと村の大人に了解をもらい、チップを渡すのが礼儀だそうで。
さすが商売上手なマサイ。                                            
 
子どもはみんな、かわいいなあ。
 
ところで、友人の住むエリアはカンバ族の土地。
友人は職場や近所の人にもすっかり溶けこんでいて、彼らにいやな思いをしたことがないとか。
それもカンバ族だからってことによるところが大かも、とのことです。
 
みなさんもご存知の方でルオー族ゆかりの方もいらっしゃるんですよ。
その方は・・・オバマ大統領!
彼のお父さんがケニアのルオー族。
ケニアではオバマ氏の人気は絶大です。