午前3時起床。
いよいよ今日は早池峰山に登ります。
インスタントラーメンの朝食を済ませ、
手前の駐車場まで車で乗りつけるとおっしゃるおじさま方をお見送り。
4時半ごろ、
ほとんどの荷物は山荘に置いて、
空身に近い軽装備で出発しました。
坂道をひたすら歩いて標高1,250mの登山口に着いたのは6時前。
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(いちばんメジャーな小田越の登山口)
登山口ですでに歩き疲れましたよ。
ここまで個人が車で乗り入れすることはできません。
路線バスの終着地点あたりから、
途中何か所か停車する登山者用シャトルバスが出ています。
なのに、
シロクマ相方はそういうのを利用するのを潔しとしないのです。
(と、前日に続き2回も書くあたり、私の嘆きの深さがあらわれております)
とほほ。
準備を整えて…
トイレにも行きました!
携帯用トイレもちゃんと買いました!
そう、早池峰山にはトイレがありません。
囲いだけのトイレブースは設けてあり、
登山者は持参した携帯用トイレを使い、
使用後は持ち帰ることになっています。
携帯用トイレは登山口でもふもとの宿でも販売しています。
携帯用トイレ…使ったことがありません。
できれば使いたくないなあ。
さあ、出発です。
花の山として名を馳せるだけあって、
特にこの季節は様々な花が競うように咲いていました。
ほんの一部をご紹介します。
名前を全部調べる気力がなくてごめんなさい。
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(シャクナゲは登山口にも中腹にも)
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(オダマキの仲間ですね)
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(ミヤマアズマギク。高山植物っぽくない佇まい)
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(たぶんハクサンフウロ。群生で咲いていました)
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森林限界を過ぎるとガスが。
早池峰は雲に包まれて全容が見えないことが多い、
奥ゆかしい山なのです。
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(ミヤマウスユキソウ。エーデルワイスの仲間です)
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(ハヤチネウスユキソウは早池峰山の固有種。
日本でいちばんエーデルワイスに近い種らしいです)
ふたつのウスユキソウの違いが私にはよくわからない。
ハヤチネ〜の方が標高の高いところに自生し、丈が大きめで花がシャープな印象。
花々が咲く登山道を過ぎるとごつごつした岩場の登場です。
ところどころ鎖が張ってあります。
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(ガスのせいで迫力倍増。左端のひとがかすんでます)
私の苦手なはしごも出てきましたよ。
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(2本あるのは上り専用と下り専用)
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(はしごの足元にナンブトラノオ。これも早池峰山固有種)
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(見おろすとシロクマ相方が目に入りました)
あと半時間ほどで山頂です。
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(ガスで前方の相方の姿を見失いそう)
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(もうすぐですよ。ここから平地に)
ガスがほんの少しずつ晴れてきたような。
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(目の前に広がるお花畑)
天空のお花畑の中を進みます。
なんだか別世界です。
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(手前の赤紫の花はシオガマの一種。この花は変種が多い)
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(コバイケイソウの群生。背の高い花なので見応えがあります)
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(ミヤマシオガマ。このひと株は特にきれいでした)
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(両側の花を眺めながら前進)
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(最後の傾斜、左上に頂上の避難小屋の屋根が見えます)
9時53分、頂上に到着しました。
コースタイム2時間半なのに4時間かかっている私たち。
途中道を間違えて20分ほどロスしたとはいえ、
あちこちに咲く花があまりにきれいだからって、足を止めすぎ、写真撮りすぎ。

(頂上のお社。剣は祈りのシンボルだそう)
すっかり晴れていると太平洋が望めるらしいのですが、そこまでは。
そんな日はなかなかないそうです。
なお、私、避難小屋のトイレブースにて、
携帯トイレデビューしました。

(下山時はさらに晴れ間が)
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(青い空、白い雲、緑とコバイケイソウの白)
この後、またガスの中へ。
下山する頃にはひとが増えてきました。
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(上りよりも下りがこわいハシゴ)
下から続々とひとが上ってきます。
うわあ、私、早い時間でよかったですよ。
この間隔でこのテンポは、私には無理。

(ガスの向こうに早池峰と向かい合う薬師岳が見えます)
12時43分下山。

(雲の下に降りてきました)
携帯トイレゴミは所定のボックスへ。
持ち帰り推奨のようですが、
私たちのような遠方からの登山者が捨てられるのはありがたいです。
お天気はいいですのに、
見上げると早池峰山は途中からすっぽり雲の中でした。
頂上付近で青空が見えた私たちはラッキーだったのかな。
また山荘まで歩いて戻って(バスがあるのにですよ!)
遅い昼食です。
到着すると、お子さんふたりを含む4人家族がお泊り準備をなさってました。

(ドイツパンのサンドイッチ)
『ブロートバール セセシオン』というお店のパン。
得意のドイツパンはスライスしてはかり売りしてくださいます。
ドイツパンってパウンドケーキほどの大きさで、
生地が詰まって固く、ずっしり重い。
薄くスライスしてもらっても十分な食べごたえ。
ライ麦ベースで栄養価が高く、風味も落ちにくい。
その上、形が崩れないから持ち運びしやすい。
なんて効率の良い食べもの。
登山食にもってこいだとわかりました。

(シロクマ相方はお昼間からビールにワイン)
お昼寝して、その辺を散策したり。
晩ごはんは外で調理していただきました。

(これが食材。真ん中の白いのはタマネギ)
コンビーフとブロッコリー、タマネギ入りミートソースパスタ。
サンドイッチで残ったチーズも投入しました。

(鍋ひとつで作ったパスタ)
美味しそうに見えませんが、美味しいのです。
雲に包まれているとはいえ、
登ってきた山を見上げながら食べられますしね。
午後7時過ぎ、雲が割れて早池峰の山頂が見えました。

(写真だとわかりにくいけれど、矢印が山頂の位置です)
明日は下界へ降りて、温泉に向かいます。
ご覧いただきありがとうございました。
いよいよ今日は早池峰山に登ります。
インスタントラーメンの朝食を済ませ、
手前の駐車場まで車で乗りつけるとおっしゃるおじさま方をお見送り。
4時半ごろ、
ほとんどの荷物は山荘に置いて、
空身に近い軽装備で出発しました。
坂道をひたすら歩いて標高1,250mの登山口に着いたのは6時前。
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(いちばんメジャーな小田越の登山口)
登山口ですでに歩き疲れましたよ。
ここまで個人が車で乗り入れすることはできません。
路線バスの終着地点あたりから、
途中何か所か停車する登山者用シャトルバスが出ています。
なのに、
シロクマ相方はそういうのを利用するのを潔しとしないのです。
(と、前日に続き2回も書くあたり、私の嘆きの深さがあらわれております)
とほほ。
準備を整えて…
トイレにも行きました!
携帯用トイレもちゃんと買いました!
そう、早池峰山にはトイレがありません。
囲いだけのトイレブースは設けてあり、
登山者は持参した携帯用トイレを使い、
使用後は持ち帰ることになっています。
携帯用トイレは登山口でもふもとの宿でも販売しています。
携帯用トイレ…使ったことがありません。
できれば使いたくないなあ。
さあ、出発です。
花の山として名を馳せるだけあって、
特にこの季節は様々な花が競うように咲いていました。
ほんの一部をご紹介します。
名前を全部調べる気力がなくてごめんなさい。
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(シャクナゲは登山口にも中腹にも)
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(オダマキの仲間ですね)
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(ミヤマアズマギク。高山植物っぽくない佇まい)
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(たぶんハクサンフウロ。群生で咲いていました)
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森林限界を過ぎるとガスが。
早池峰は雲に包まれて全容が見えないことが多い、
奥ゆかしい山なのです。
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(ミヤマウスユキソウ。エーデルワイスの仲間です)
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(ハヤチネウスユキソウは早池峰山の固有種。
日本でいちばんエーデルワイスに近い種らしいです)
ふたつのウスユキソウの違いが私にはよくわからない。
ハヤチネ〜の方が標高の高いところに自生し、丈が大きめで花がシャープな印象。
花々が咲く登山道を過ぎるとごつごつした岩場の登場です。
ところどころ鎖が張ってあります。
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(ガスのせいで迫力倍増。左端のひとがかすんでます)
私の苦手なはしごも出てきましたよ。
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(2本あるのは上り専用と下り専用)
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(はしごの足元にナンブトラノオ。これも早池峰山固有種)
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(見おろすとシロクマ相方が目に入りました)
あと半時間ほどで山頂です。
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(ガスで前方の相方の姿を見失いそう)
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(もうすぐですよ。ここから平地に)
ガスがほんの少しずつ晴れてきたような。
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(目の前に広がるお花畑)
天空のお花畑の中を進みます。
なんだか別世界です。
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(手前の赤紫の花はシオガマの一種。この花は変種が多い)
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(コバイケイソウの群生。背の高い花なので見応えがあります)
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(ミヤマシオガマ。このひと株は特にきれいでした)
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(両側の花を眺めながら前進)
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(最後の傾斜、左上に頂上の避難小屋の屋根が見えます)
9時53分、頂上に到着しました。
コースタイム2時間半なのに4時間かかっている私たち。
途中道を間違えて20分ほどロスしたとはいえ、
あちこちに咲く花があまりにきれいだからって、足を止めすぎ、写真撮りすぎ。
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(頂上のお社。剣は祈りのシンボルだそう)
すっかり晴れていると太平洋が望めるらしいのですが、そこまでは。
そんな日はなかなかないそうです。
なお、私、避難小屋のトイレブースにて、
携帯トイレデビューしました。
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(下山時はさらに晴れ間が)
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(青い空、白い雲、緑とコバイケイソウの白)
この後、またガスの中へ。
下山する頃にはひとが増えてきました。
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(上りよりも下りがこわいハシゴ)
下から続々とひとが上ってきます。
うわあ、私、早い時間でよかったですよ。
この間隔でこのテンポは、私には無理。
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(ガスの向こうに早池峰と向かい合う薬師岳が見えます)
12時43分下山。
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(雲の下に降りてきました)
携帯トイレゴミは所定のボックスへ。
持ち帰り推奨のようですが、
私たちのような遠方からの登山者が捨てられるのはありがたいです。
お天気はいいですのに、
見上げると早池峰山は途中からすっぽり雲の中でした。
頂上付近で青空が見えた私たちはラッキーだったのかな。
また山荘まで歩いて戻って(バスがあるのにですよ!)
遅い昼食です。
到着すると、お子さんふたりを含む4人家族がお泊り準備をなさってました。
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(ドイツパンのサンドイッチ)
『ブロートバール セセシオン』というお店のパン。
得意のドイツパンはスライスしてはかり売りしてくださいます。
ドイツパンってパウンドケーキほどの大きさで、
生地が詰まって固く、ずっしり重い。
薄くスライスしてもらっても十分な食べごたえ。
ライ麦ベースで栄養価が高く、風味も落ちにくい。
その上、形が崩れないから持ち運びしやすい。
なんて効率の良い食べもの。
登山食にもってこいだとわかりました。
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(シロクマ相方はお昼間からビールにワイン)
お昼寝して、その辺を散策したり。
晩ごはんは外で調理していただきました。
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(これが食材。真ん中の白いのはタマネギ)
コンビーフとブロッコリー、タマネギ入りミートソースパスタ。
サンドイッチで残ったチーズも投入しました。
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(鍋ひとつで作ったパスタ)
美味しそうに見えませんが、美味しいのです。
雲に包まれているとはいえ、
登ってきた山を見上げながら食べられますしね。
午後7時過ぎ、雲が割れて早池峰の山頂が見えました。
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(写真だとわかりにくいけれど、矢印が山頂の位置です)
明日は下界へ降りて、温泉に向かいます。
ご覧いただきありがとうございました。
お花畑の中のトレイルには
行き着かないとは、、。
高山の花を写真に撮りたくなる気持ちわかります。
とても、清くて可憐。
紹介ありがとうございます。
頂上近くのお花畑は感激の美しさで、
大量に写真を撮ってしまいました。
苦手なはしごに耐えた甲斐もあったというものです。
シロクマ相方からは、
「安心で確実なはしごの一体何がそんなに怖いわけ?」
と、いつも笑われております。
なお、下りは相方が先にさっさと行ってしまいまして。
ひとり残されてもたもたしていると、
後からやってきたちょっとかっこいい男の子が、
「僕、先に行っていいですか?」
どうぞどうぞ!
彼が完全に下りてから、
意を決して半泣きで下り始めると、
「落ちても受け止めますから大丈夫ですよ!」って。
こんなことがあるから登山は楽しい。
もちろん落ちませんでしたよ。