みりんの徒然声

日々、感じたことを日記や詩でお届けします

雪音の徒然声 夢の話。沼の主その2

2015-09-27 22:03:11 | 日記
主は人間が大嫌いだった。そりゃそうだ。仲間を食べる人間をどうして好きになろう?主が最も愛してるのは家族だった。だから息子が釣り針を飲み込もうとしたとき、罠と分かっていて息子を突飛ばし自分で針を飲み込んだ。周りの人間たちは主の姿を見ようと集まり始めた。主はその力強さで糸を振りきろうとした。一人の若者が沼に飛び込み、主の頭になたを振りかざした。静かな沼が一時紅く染まった。母は、あたしの目を塞いだ。

続く~。

雪音の徒然声 夢の話。沼の主その1

2015-09-27 21:54:21 | 日記
そこはファミリーキャンプ場。沢山の家族連れが集まる。あたしは小さな子供。親に手を引かれ森の中を歩く。キャンプ場のすぐそばには、大きな沼があってキャンプだけでなく、釣りを楽しむ家族もいる。種類は分からないがそこには沢山の魚がいて釣り人を楽しませている。
その沼にはとても大きな大きな魚がいて、彼はその沼の主と呼ばれている。真っ黒く大きな体。賢く人に寄り付かないその圧巻な姿は釣り人の間で格好のターゲットとなっていた。
食物連鎖、食べるためではなく、彼を釣り上げたという名声のために釣り人は主を釣ろうと躍起になっていた。

続く~。