みりんの徒然声

日々、感じたことを日記や詩でお届けします

雪音の徒然声 頑張れ、なんて言わないで

2016-01-21 23:10:40 | 日記
転職を考えているので、一応お世話になった先輩に連絡したら怒られた。もっと頑張れ、とか逃げんのか?とか散々言われた。彼は二十歳で電気屋に入り、元暴走族の怖いもの知らずで、でもかなり頭の回転が早く、正論をかざしては上司に噛みつき、気に入られ、二十代のうちに店長を任され、今や、課長のエリートである。彼の持論は必要とされる人間が偉くなるんだ、である。でもね、それは挫折を知らない人の意見じゃない?あたしは、前の会社で必死に働いて売り上げNo.1になった。でも店長はあたしを嫌っていてタトゥーもばらされて、体壊したらお払い箱になった。頑張ったってダメなときはある。偉くなるのはコネと運だと弟は言っていた。逃げるのではなくどんなに頑張っても時給800円のパートでは暮らして行けない。あなたの基準とあたしの基準は違います。そしてあたしは知っています。あなたはお気に入りの子にはめちゃめちゃ甘いが、あたしも甘やかされた時期もあった。でも今は若い美人を贔屓にしてることを。奥さんも子供もいて、おっきい家建てて、あたしとは時限が違います。何故頑張れ、と言えるの?あたし頑張ってないかな?終わり見えないよ。転職、出来ればしたくないよ、あたしもう若くないし雇ってくれるとこないかも知れない。毎日不安なのに何故追い打ちかけるの?悲しい。とても悲しい。そして流産した女の人が出勤してきて禁煙してたのにまたスパスパタバコを吸っていた。彼女の悲しみはわからないけど何を言われても疑ってしまう自分が厭だ。あたしは頑張れとは人には言わない。悲しみを共有できるなど思っていない。ただ、その人が必死なら、悩んでいるならそれが全てだと思う。上を見ても下を見てもキリはない。五体満足に生まれただけで幸せだ、と責める人もいる。でもあたしは、今もう頑張れないよ。