学生時代、演劇部だった。親友と学校も行かないで、お芝居のことばかり考えていた。そこのOBがアマチュア劇団を作っていてそこでもやっていた。卒業してからも、仕事しながらお芝居をやり、一時は、田舎街ながら、その劇団にはたくさんの人が集まりそんときのボスとあたしの長年の元彼はある意味いわきのカリスマだった。楽しかった。お酒も全く飲まなかった。そこを辞めてからも、親友と他の劇団に混ぜてもらったり、あたしの見た夢を親友が台本にしてお芝居やったり。あの頃があたしのピークだったのね。毎日たくさん酒を飲み、あたしは何にかから逃げている。あの頃、仕事が終わってからお芝居の練習をし、寝不足でクタクタが今はこんなにも懐かしい。久しぶりにボスと電話で話したらあまりに意見が噛み合わなくて唖然とした。年月は、人も、人の感情さえも変える。今はその劇団はもう活動していない。みんな結婚したり、震災で仲間が亡くなったり、親友も今は東京でシングルマザーで頑張っている。取り残されたのか？あたしは？変化に対応できるものが生き残る。ダーウィンの進化論。ミッシングリンクがもし本当なら、あたしは、いつ進化できるのだろう。今日も昼間っから呑んでしまった。反省。お芝居やりたいな、また。いや、とりあえずなんかお芝居見たいな。
抜けない指輪は、癒しだが子育てしている友人達を見ると、あたしはうるう、という孤独と結婚した気がする。今日ドンキホーテでトランプを買ってきた。1から13まで足すと91。更に、エース、ジャック、クイーン、キングの絵札４枚かけると３６４。ジョーカー１枚足して一年間の暦。予備のジョーカーホントにあった。これがあたしか。あたしは自由という孤独と結婚したのだ。残念ながら名字は変わらない。旧姓は？って言われてみたいな、と変な事を思う。気がついたら、また指輪がボロボロになっていて、ああ、ダメだなあと思う。