14日 午前 2時07分、四国九州中国地方で地震が発生、最大震度は愛媛県の 5強。
実は 5日間前の 3月9日(日)夜のTV番組 「Mrサンデー」 で地震発生の予測に関する特集が放送されたのだが、、、、、
その中の、測量学の世界的権威である村井俊治東京大学名誉教授の地震予測の話。
村井教授は、国土地理院が全国1240ヶ所に約20Km間隔で設置している「電子基準点」を利用したGPS精密測量によってミリ単位の地殻変動を調べている。
村井教授によると、1週間という期間内に電子基準点が上下に 4cm以上の急変動を示すと、大きな地震発生の可能性が高いという。
村井教授は、2000からの8年間に発生したM6以上の地震162件に前兆現象があったかどうかを過去のGPS精密測量値を分析検証。
その結果全てのケースで、電子基準点が急変動した後に地震が発生していることを突き止めた。
具体的に何日後に地震があるとはっきり言える段階ではないが、過去の事例から必ず地震が起きることは言えるようになったと村井教授は断言。
ちなみに村井教授は共同研究者の荒木春視工学博士と共に、この手法により 2006年に「地震・火山噴火予知方法」として特許を取得済。
教授は 3・11の東日本大震災が起こる前の 2010年9月に、全国的な異常に気付いたが、巨大地震の前兆だと言えるだけの準備がまだ整っていなかったため、何かがおかしいと気付いてはいたが発表する場もなく公の場で注意喚起することもできなかったことを後悔したという。
教授は活動拠点と情報発信のため、私財を費やし『地震科学探査機構(JESEA)』 という会社を立ち上げ、顧問に就任。
現在その会社から地震の予測情報が月額210円のメールマガジンとして毎週配信されており、その予測情報を既に利用している自治体や法人があると「Mrサンデー」でも紹介していた。
村井教授は、地震の発生メカニズムから予知しているのではなく、地震前に起きた測量学的地表変動の分析を地震予測に用いている。
予知と予測、この違いは大きいようだ。
さて、3月9日に放送された「Mrサンデー」の中で村井教授は 、「四国九州で早ければ今月(3月)に南海地震が起きる」と断言していた。
ちなみに、村井教授の的中率は 2012年の1年間を通しての平均的実績で「75%当たっている」と言えるらしい。
先ほど、午前 2時07分に発生の四国九州中国地方の地震はその予兆のひとつで、これからさらなる大地震がくるのか?
このようなブログを書いて恐怖を煽るつもりは全く無い。
とにかく人的被害・物的被害が無いように、地震災害には備えておきたいものだ。