大船渡にいる。
水沢江刺から北上山地の紅葉の中を走り抜けること1時間半。
紅葉は絵葉書のように美しいが、道は途中何ヵ所も工事中(復興工事だそうだ)。
大船渡駅の近くらしき場所で運転手さんが車を止める。
「目印の建物が無くなっちゃったから道がわからなくなっちゃったんだよねぇ…メーターここで止めますから…すみません」
確かに回りは造成地か原っぱのような景色だ。
「駅は柱一本残らなかったんだよねぇ」
寡黙だった運転手さんがぼそっと呟く。
一旦ホテルにチェックインだけして、そのまま同じタクシーで会場まで送ってもらったのだがその10分間で会話が盛り上がる。
水沢江刺からの一時間半はなんだったのか!?ってくらいに運転手さん語る。
復興予算の使い途については特に力が入る。
本当だよなあ。
エヌスペで知ったとき目と耳を疑ったもの。
あんな使い方、本当に許していいの?
偉そうにシワケしていた奴らの顔が浮かぶ。
復興予算のシワケを何故やらぬ!
あ゛!
こんな時間!
もう眠らなくては!
明日の仕事に差し障る。
でも来れて良かった大船渡。
ホテルの窓から