下駄の音がカラ~ンコロン
「牡丹燈籠」
大蘇芳年画
あらすじ
旗本飯島平左衛門の娘お露は
一目惚れした相手の萩原新三郎に恋い焦がれ死にし
乳母のお米もあとを追って死んでしまった
それを聞いて以来、新三郎は念仏三昧の日々を送っていたのだった。
お盆の十三日の夜のこと、新三郎の家に
なんと、お米に伴われてお露が訪ねてきた
その手には牡丹燈籠が下げられている。
死んだと聞かされたふたりの訪れに驚く新三郎だったが
久しぶりの再会を喜び睦みあうふたり。
それを下男の伴蔵が覗いていた
蛍が飛び交う蚊帳の中をよく見れば
新三郎が抱いているのは骸骨・・・
このままでは命がなくなると教えられた新三郎は
良石和尚から金無垢の海音如来をもらい、魔除けの札を貼り
お露が家に入れないように対策を講じるが。。。
三遊亭圓朝 創作話