オオカミになりたい(遺言)

ずっとそばにいるよ

新形三十六怪撰より 「保多舞とうろう」

2017-07-28 | 新形三十六怪撰

下駄の音がカラ~ンコロン

「牡丹燈籠」

 大蘇芳年画

 

あらすじ

旗本飯島平左衛門の娘お露は

一目惚れした相手の萩原新三郎に恋い焦がれ死にし

乳母のお米もあとを追って死んでしまった

それを聞いて以来、新三郎は念仏三昧の日々を送っていたのだった。

お盆の十三日の夜のこと、新三郎の家に

なんと、お米に伴われてお露が訪ねてきた

その手には牡丹燈籠が下げられている。

死んだと聞かされたふたりの訪れに驚く新三郎だったが

久しぶりの再会を喜び睦みあうふたり。

それを下男の伴蔵が覗いていた

蛍が飛び交う蚊帳の中をよく見れば

新三郎が抱いているのは骸骨・・・

 

このままでは命がなくなると教えられた新三郎は

良石和尚から金無垢の海音如来をもらい、魔除けの札を貼り

お露が家に入れないように対策を講じるが。。。

 

三遊亭圓朝 創作話