Yさんが泊まった巡礼宿
先日、知り合いのYさん(70歳過ぎ)が、聖地巡礼の旅に出た。
まずフランス国境のビレネー山脈を越し、スペインに入り、徒歩で聖地サンティアゴを目指すとのこと。
約800kmを2ヶ月かけて、ゆっくり歩くらしい。すごいねえ。大丈夫かな。
そのYさん、実は病気持ち。
連れ合いのY夫人も体調悪く、先週から入院。
「こんなとき、Yさん行くのかなあ」と女房と話していたら、ラインで写真が何枚か送られてきた。
それが、上の写真。帆立貝は、巡礼のシンボルらしい。
Y夫人、「今生の別れ」のような雰囲気で、Yさんを送り出したようだ。もちろん、笑いながら。
「万一のときは、スペインに骨を拾いに行く。そのために、パスポートの準備もしたの」とのこと。
Y夫人らしいね。
こんな話を聞いた。
Yさん、巡礼の旅に出る前にいろいろ準備をした。そうだよね。
リュックに重いものを入れて、毎日2時間ほど家の近くを歩いたらしい。
そんなある日、歩いているYさんの横に軽トラが止まり、声をかけられたという。
「『リュックを背負った変なな年寄りが、毎日歩いている』っていう噂を聞いたけど、Yさんだったんだ」
「ところで、いったいなにしているの?」と、聞かれたらしい。
長野市の山間部の戸隠だからね。噂になるよね。
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