写真は、ホワイトバランスセッターとexpodisk。ともにホワイトバランス設定用の製品。
おれの場合、主に左のホワイトバランスセッターを使っている。サイズは、メインに使っている16-35mmF4に合わせた77mm。ときどきシグマ12-24mmも使うが、ホワイトバランスセッターならうまくあてがうことができる。expodisk77mmは、サイズ的に12-24mmは無理。
使い方は省略するが、問題はどこで色を見るかということ。人物撮影なら、顔の近くで光源に向ければいい。しかし、室内の場合はむずかしい。入射光式の露出計もそうだが、計る場所によってかなり違う。「まあ、この辺かなあ」という場所でホワイトバランスを取り、実際に撮ってみることだ。カメラのモニターを見て、細かな補正をする。あるいは、違う場所でもう一度ホワイトバランスを取ってもいい。面倒だけど、これをしないとね。
グレーカードなんかを写し込むこともあるけど、やはりそのグレーカードを置く場所が問題。
室内というのは、窓からの外光や照明器具の光だけではない。それらが床や壁に反射して、色は複雑だ。最終的な色は、結局はPCのモニターを見ながら決める。「色かぶり」という言葉があるが、室内の写真はたいていは色がかぶっている。どういう色でどの程度のかぶりにするかが、ポイントなんだね。