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【今週の注目記事】巨額投じた韓国初のモノレール…トラブル続きで結局はくず鉄に

2016-09-03 13:18:03 | 日記
2016.9.3 12:00

【今週の注目記事】巨額投じた韓国初のモノレール…トラブル続きで結局はくず鉄に

写真は、今年2月に開業し、仁川国際空港と付近の地域を結ぶ韓国初のリニアモーターカー(聯合=共同)。一方、リニアとは関係ないが、韓国初のモノレールとなる予定だった月尾銀河レールの車両は撤去されることが決まったという

写真は、今年2月に開業し、仁川国際空港と付近の地域を結ぶ韓国初のリニアモーターカー(聯合=共同)。一方、リニアとは関係ないが、韓国初のモノレールとなる予定だった月尾銀河レールの車両は撤去されることが決まったという

 
 韓国初のモノレールとなるはずだった月尾銀河レールの車両が一度も運行されることなく廃棄されることが決まった。試験運転を繰り返していたが、トラブルが相次ぎ、運行の開始断念に追い込まれた。

77億円かけたが…

 月尾銀河レールは、仁川広域市の仁川駅を起点として月尾島を一周する約6・1キロの路線で、アーバノート方式というY字型レールを採用している。2008年7月に着工され、2009年8月の開業を目標に工事が進んだが、「安全上の理由」から開業は延期。事業費約853億ウォン(約77億円)をかけて2010年6月にようやく完工し、試験運転が繰り返された。

 しかし、試験運転中の列車が停車していたレール点検車両に追突したり、列車がバランスを崩して、軌道上の碍子(がいし)に接触。その衝撃で落下した碍子が歩行者に当たったりする事故などが起きた。また、本来は10日ほどかかる橋脚の工期を1日半に短縮するなど無理なスケジュールの設定や鉄製Y字型ガイドレールをアルミ製ガイドレールに施工を変更したのではないかという問題が発覚するなどトラブルが相次いだ。

 

展示もままならず…

 結局、月尾銀河レールは正式に運行されることなく、車両10台の撤去が決定。撤去された車両は公園などに展示されることも検討されたが、管理費などの面から廃棄処分とすることになった。車両は鉄製部品はくず鉄として売却し、繊維強化プラスチック素材は廃棄物処理法に基づいて処分される。一方、今ある橋脚やレールなどの路線や4つの駅舎はそのまま維持し、小さな観光用モノレールとして再利用する予定で、2017年春の開業を目指しているという。

 ちなみに韓国初のモノレールとしては、大邱広域市都市鉄道公社3号線が2015年4月から営業運転を行っている。この3号線の車両製造をはじめ基幹システム一式を請け負ったのは日立製作所を中心とした日立グループの現地法人、日立コリアだ。(8月28日掲載)

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米国人を驚かせた超ド級の日本製スポーツカー登場、日本国内でも大きな話題に

2016-09-03 00:41:43 | 日記


米国人を驚かせた超ド級の日本製スポーツカー登場、日本国内でも大きな話題に


 米国の夏にホットな話題を提供したクルマ。それがKEN OKUYAMA CARSのkode57だ。富裕層が集まるスポーツカーイベントでベールを脱いだ2人乗りのオープンスポーツカーは、日本でもほぼ同時に大きな話題を呼んでいる。

 文・小川フミオ

※その他の画像はこちら

 kode57が初お披露目されたのは、2016年8月19日。米国西海岸でのモンタレーカーウィークの一環として開催された「ザ・クエイル、ア・モータースポーツ・ギャザリング」会場においてであった。このイベントは自動車好きの富裕層が心待ちにしているもので、特徴は希有なクラシックスポーツカーが数多く並べられ、来場者の眼を楽しませてくれるところ。もうひとつ、スポーツカーの新車を出展する自動車メーカーが多く、こちらも大きな話題になる。

 2016年をみても、メルセデスAMGによる585馬力のGT Rランボルギーニ チェンタリオのクールなロードスター版1550馬力のブガッティ シロン、日本では2370万円のスーパースポーツ、ホンダ NSXとして発売されたばかりのアキュラ NSX GT3(レースカー)とずらずらと挙げられる。そのなかでもひとつ、日本からの出展車であり大きく注目されたのがkode57である。

 フロントミドシップのV型12気筒を収めた長いノーズに、完全に左右席がわかれたオープンの2座。かつて60年代に“空力”がレーシングスポーツカーを美しく磨いたように、大胆なシェイプもすべてF1のように速さのために最適な形状と説明される。ドアは後ろにヒンジを持つ跳ね上げ式で、オーナーになれたらおそらく操縦だけでなく、ディテールも楽しめるような配慮がほどこされているのにも感心する。 

 KEN OKUYAMA CARSを率いるのは、自身カーデザイナーである奥山清行氏だ。GMのアドバンストデザインをはじめ、フェラーリやマセラティでデザイナーとして活躍してきた華麗なる経歴の持ち主である。

 kode57は「自動車レース黄金時代である1957年を車名にした」とするように、フェラーリ 250 テスタロッサやマセラティ 450Sやアストンマーティン DBR1やジャガー Dタイプといったスポーツレーシングカーがサーキットで走り回っていた時代へのオマージュもこめられているらしい。

 ボディはアルミニウムと炭素繊維強化樹脂で、まさにレースカーのように軽量化と強度を同時に追求。日本で製造され世界各地で販売される計画というが、「具体的な日程は未定」と現場で広報担当者は話してくれた。

 ザ・クエイル・ゴルフ&ロッジクラブというビラ形式の高級ゴルフリゾートは、日本でもおなじみの高級ホテル、ザ・ペニンシュラホテルズのグループ。このリゾートに隣接する芝生を使っての今回のイベントでは、100周年のBMWが数多くの二輪と四輪の貴重なヒストリックモデルを持ちこんだことに加え、50周年を迎えたランボルギーニ ミウラが数多く集まったのも見どころだった。

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