ファミマとユニーが経営統合
サークルK、サンクスはファミマに一本化 ローソン抜き業界2位へ
ファミリーマートとユニーグループ・ホールディングスが9月1日、経営統合し、ユニー・ファミリーマートホールディングスが発足した。ユニーグループ傘下の「サークルK」と「サンクス」は、全店舗をファミリーマートに統一。国内1万7000店程度となり、ローソンを抜いて首位のセブン-イレブン・ジャパンに迫る。
コンビニとスーパーで相乗効果
ユニー・ファミリーマートHDの上田準二社長は経営統合の狙いについて「コンビニとスーパーで相乗効果が発揮できる。双方にとって強い仕組みになる」。佐古則男副社長は「総合スーパー(GMS)はモノだけを売るのではなく、サービスの提供も求められている。コンビニのノウハウも活用しながら商品に具体化していく」。
商品開発力の強化でセブン追う
店舗の1日の平均売上高は、セブンの64万円、ローソンの52万円に対し、ファミマは51万円、サークルKとサンクスは42万円と、大きく水をあけられている。各社が独自にそろえるプライベートブランド商品の魅力の乏しさが一因だ。上田社長は「商品開発力の強化などでセブンに追いついていく」と語る。