巨人来季スタッフ発表 村田ヘッド「由伸を男にできなかった」コーチ15人退任
巨人は22日、来季のコーチングスタッフを発表した。新監督には前監督の原辰徳球団特別顧問(60)に就任を要請済み。原氏は23日に都内で高橋由伸監督(43)と山口寿一オーナー(61)と同席して会見に臨み、第3次政権が発足する。
大幅な血の入れ替えで、5年ぶりのリーグVを目指す。1軍の首脳陣は留任する吉村打撃総合コーチ、配置転換される木村投手兼トレーニングコーチ以外は、村田ヘッド兼バッテリーコーチら全員が退任。1、2、3軍合計で15人が退任することとなった。
2軍監督には高田誠2軍バッテリーコーチが、3軍監督には井上真二チーフスカウトが就任。2、3軍のコーチ陣は「ファームコーチ」として一元化され、横断的な指導することに。また、巡回投手コーチに小谷2軍投手コーチ、巡回打撃コーチに内田2軍打撃コーチが就任する。
今季の一部コーチ陣はこの日、都内のホテルで球団首脳と面談。村田ヘッド兼バッテリーコーチは「『申し訳なかった。すみません』と伝えた。いい思いもたくさんさせてもらった。唯一、悔しかったのは由伸を男にできなかったこと。悔しくてしょうがない」とさみしげな表情。井端内野守備走塁コーチは「勝負の世界なので、上が責任を取るということは、下も責任を取らないとけない」と神妙な面持ちで車に乗り込んだ。