角田光代ー彼女のこんだて帖

2008-10-02 00:55:10 | Weblog
さて、前回、角田光代の本を読んでいると書いたけれど、
今まさに一冊読み終わった。

この文章の書き方は、面白い。

1つの料理を含めた短編が詰まっている。

そしてもうひとつ私が惹かれた書き方は、

その短編に出てくる人(ドラマとかだったら、エキストラみたいな人も)が次の話の主人公になっているということ。

北京にいたとき、友達何人かとリレー小説を書いていた。
北京の有名ブロガー じゃんす さんもなんと読んだことがあったという知る人ぞ知るブログ小説。

その小説の書き方も、
第一話に出てくる主人公以外の人(だれか)が、第二回の主人公として登場するという形。
毎回主人公が代わっていく。
私たちが書いていたものは、もちろん第一話の主人公に戻りもするけれど、
角田さんのこの本では、
一人1回ずつの登場だった。

次の主人公は誰だろう?

あ~~~あそこに出てきた人だ!

とうれしくなりながら読んだ。

本の中で1つとても印象に残った文章があった。

「楽しみは、人にわかってもらうものではなくて、自分が一人で甘受すべきもの。」

という文章だ。

すごく印象に残ったので、最近めっきり使用していない手帳にも写した。

それから、毎回違った料理を基にして書かれているので、最後にそのレシピが載っている。

その中で、ピザ生地をメモした。

最近天気が悪くて、まったく家事をする気が起こらない。
だらだらとして、
ちょっとぐちゃっとしててもなんだか平気。

はぁ。。。と思うけど、体が動かない。

夜は、必ず台所はぴかぴかにして寝ていたのに、
それができなくなった。
ウサギのトイレも丸1日変えられなかった。
そんな日があってもしょうがないと思った。

でも今日はちょっと復活した。
きれいに片付けた。
明日は朝からキッチンの床の雑巾がけをしたいと思う。
だから、晴れてほしいなぁ。。

この本の最後には、角田さんのあとがきがある。
ぜひ読んでみてほしい。

この人には
やっぱり私を惹きつける何かがある。

最近涙もろい。
すぐに泣く。

テレビをみても、
本を読んでも、
CMでも。

年かしら・・・・