油彩 15x20cm 2014年
この絵ともう一枚同じサイズで肖像画を描いて長年崇拝していたある女性に送り届けたら、「私は肖像画を飾って嬉しがるような人間ではありません。でもこの薔薇の絵は額装して飾らせてもらいます」という私信と共に最近の著書を送っていただきました。僕はこのことでまた日本人と外国人との肖像画に対する考え方がまるで違っていることに気づかされました。彼女ほどの知性的な女性でもこうなのだから、日本ではポートレートという絵の市場が存在できないのは必然なのでしょう。まったく世界の常識は日本の非常識といっていいでしょう。
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