今日は外温10度摂氏でそう寒くもないのですが、なぜか熱い餡かけの天津飯が食べたくなりました。ところが早く消費したいうどん玉があったので、ご飯は焚かず天津麺としました。小生だけの特別食で有ります。ほんの10分程度で作れるしコストも200円とかかっていないのですが、絶品です。我が家にしか存在しない天津麺でした。
油彩 38x45㎝ 2013年
30年前にアメリカを旅行した時はホームレスの数の多さにビックリしましたが、今はその傾向がもっと激しくなっている模様です。そのうえ薬物に汚染されていることを思えば、どうしたら彼らに希望を持って立ち直ってもらえるのか、僕には想像すら及びません。尾羽打ち枯らして最後まで見捨てないでいてくれるのは、同じ境遇にあるホームレスの犬以外にはないだろう。
2005年はダイソーの100円パステルとネットで拾った古典名画の映像を頼りにたくさん模写をしました。一日置きのタクシーの非番の日は終日絵の独習でした。
oil 26x36cm 2016
今年の6月15日に油絵独習20周年記念日を迎えました。僕が油絵を始めたのは知り合ったカナダ人との将来を見据えてという面がありました。もしも彼女と結婚するとしたら画家として立つ以外にないではないか、海外で画家になると言えば油絵の習得は必然であったからです。日本では水彩画が繁盛していますが、西洋ではもう何と言っても油彩であります。というわけでこの勉強を始めたのですが、当時僕はまだ肖像画の注文を受けて働く肖像画家を志していたのですが、ケベックの街でPino の作品を二点見て、これに激しい衝動を受けて、彼のような美しい絵を描く画家になりたいと思い始めたのです。この時画廊で彼の画集を手に取ってこれを全部模写したら僕もすぐに進歩できるのではないかと思いました。その画集が120ドルで売られていたのですが、残念ながら僕にはそれを買う余裕がありませんでした。それで2005年に日本に帰国してインターネットを接続してからは彼の模写ばかり始めました。言ってみれば彼が小生をFine artの世界に誘ってくれた最初の師匠でもありました。