油彩 22x22cm 2023年
僕はFacebookにコメントする時に笑いを頂戴した時にはこの絵を添付して、面白かったよ、笑ったよ、という感想を伝えることにしています。ジョークについていえば一般に東洋人はうまくなく西洋人が素晴らしい才能を発揮しています。日本人については世界最低というほどこの才が見られない。いつからかTVのコマーシャルが笑いをとろうとしているのでしょうが、ただただ下品に尽きていて僕はもう30年以上もTV を持たない見ない生活をしているわけですが、日本のコマーシャルなどは絶対に西洋人に受けないことは断言できます。僕は駄洒落文化にも時に吐き気を催すことがあります。あまりにも安易に笑いをとろうとするその精神に嫌気がさしているのです。日本にもかっては素晴らしい笑いの文化があって、いとしこいしさんのしゃべくり漫才などには抱腹絶倒したものでした。今も落語は時折聞きますが素晴らしい芸能だと思っています。それから文学に滑稽ものがあったのも嬉しい限りでした。その横綱は今でも『吾輩は猫である』でありますが、筒井康隆氏の『大いなる助走』を読んだ時も大いに笑いました。同じ作者の随筆集『狂気の沙汰も金次第』は絶品でした。この正月はこの日本独特の滑稽味を味わいたくて何冊か佐藤愛子さんの著書を用意しています。今読んでいるダン・ブラウンの『Origin』を今日中に読み切ったら早速佐藤愛子さんへ移る予定です。これが僕の正月の過ごし方ですが、皆様におかれましても楽しいお正月でありますことを祈念して止みません。合掌。