* Moty'l(モティール)の素 *

モティールとはチェコ語で“蝶”の意味です。チェコアニメが好きなのでこの名前を付けました。
 

カミュの《ペスト》

2023年10月18日 | BOOK



コロナ禍にカミュの《ペスト》が注目されたが、読んでなかったので古本屋で買ってみたら

前の持ち主が色々記入していて、読みながら登場人物が誰だかわからなくなった時、このメモを参考にした。


わからない言葉を調べてくれていたり、

感想みたいのが書いてあったりして、本文と合わせて読みながら、この本の元の持ち主はどんな人だろうと想像しながらその人と一緒に読んでいるような不思議な感じ。

でも100ページを越えたあたりから、メモがなくなる。
果たして読むのをやめたのか、途中で書き込むのが煩わしいくらい物語に夢中になったのか…と、実際のとこはわからないけど、なかなか言い回しが頭に入って来なかったのが100ページあたりから人物がイメージしやすくなって来たので、読んだかなぁ

まだ半分くらいしか読んでいないので、また書き込みがあることも期待しつつ、寝落ちしつつで頑張って読み進もう

そして、当たり前かもしれないけど、パンデミックというのはこの《ペスト》が書かれた時代から70年ほど経った今でもほとんど同じような状況を生み出すんだなと。

自然を前にした時の人間の力がちっぽけであるということを肝に銘じて共存しないといけないんだけど、戦争ばっかりして人間はまったく賢くならないな




《銀河鉄道の夜》

2023年07月08日 | BOOK
受講している手話講座のテキストに宮沢賢治の《銀河鉄道の夜》をテーマにした内容がのっていた。
《銀河鉄道の夜》はここ1年くらいで読んだはず。
なのにあんまり覚えてないや
夢のような幻想的な世界だからイメージしか残らなかったんだ…と言いたいところだけど、本は読み終わると大抵すぐ忘れちゃう

映画も観てもあまりにすぐ忘れるからノートに内容や感想を書いてるんだけど、ざっくりなので読み返しても全然わからなかったりする。
すごく良かったものだけマーカーで色を付けて、誰かにおすすめできるようにしているんだけど…今のところ映画好きの人が周りにいないので、すすめるチャンスがない{/face_ase2.gif" style="letter-spacing: 0.13rem; -webkit-text-size-adjust: 100%;">

《銀河鉄道の夜》は講座を受ける前にもう一度読み返そうとも思ったけど、今読みかけのハリーポッターの方が気になって読めず。

でも、この宮沢賢治の魂から滲み出るような世界観にファンが多いことには納得だし、言い回しがなんだかおもしろくて私も好きだな。
そのうちまた読み返そう


《レ・ミゼラブル》

2023年06月30日 | BOOK
映画や海外ドラマを観たことはあったけど、小説も読んでみたいと思っていた。

偕成社の児童書で上中下の3冊とという、ちょうど良いシリーズをゲットした。
子どもの頃から、この児童書シリーズの《赤毛のアン》が愛読書です。
字の大きさと間隔がすごく読みやすい

岩波文庫の《レ・ミゼラブル》は5巻もあるうえ、字が小さくて、読む前から読み進められるか気が重かったので良かった

ドラマで観た時はとにかくジャベール警部の印象が残ってるけど、宿屋のテルナディエが全編に渡って一番嫌なやつだったんだな…
ミュージカルにしない方が人物の深さが伝わると思うけど、何故ミュージカル作品になったんだろう…登場人物の運命が不幸過ぎるから、音楽で和らげたのかなぁ

ストーリーに引き込まれてどんどん読めるし、さすが名作だな



少年H/妹尾河童

2022年09月01日 | BOOK
20年以上も昔に読んだ妹尾河童(セノオカッパ)さんの《少年H》。

すごい良かったという覚えはあり、子どもが読むといいんだけど…と、古本屋で買っていた。
子どもは今のところ読まず、私も読み返してなかったけど、読んでみた。
いや〜これはうちの子だけじゃなくて、子どもみんなに読んで欲しいなぁ

妹尾さんの少年時代を小説スタイルで書かれてるんだけど、妹尾少年の好奇心と行動力と純粋さとカツオのようなずる賢さが生き生きと描かれていて、戦争という厳しい時代だけど、その中でもポジティブに生きていく逞しさに心を揺さぶられます

隣近所、友達との繋がりとか、大人と子どもの関係も程良く適当で、程良く無責任っていうか、今みたいにギスギスしてなくていいなぁって思う。

私が子どもの頃も、近所に口うるさいおばさんいて怒られたりしてたけど、やっぱあだ名付けて「出た〜」みたいな感じでワイワイやってたもんなぁ
今、そういうのないよね。
友達の間でもあだ名禁止とかさ。でも先生にはあだ名付けてるのかな。

ほんと、今の子どもたちももう少しのびのびした心で生きて欲しいし、戦争っていうのを子どもの目線から描いた作品だから是非読んでもらいたいなぁ
なかなかの厚さの上下巻だから、読み始めは臆するかもしれないけど、読み始めたらどんどん読めるんじゃないかな

《まんが道》読破!

2022年04月19日 | BOOK
《まんが道 全23巻》わずか往復30分弱の通勤電車の中でも読み続け、読破




2020年夏、トキワ荘にて。
またトキワ荘に行きたくなっちゃったな〜
まんが道を読んだ後ではまさに聖地巡りという気分だわ

A先生出身の地、富山県氷見市にある資料館や銅像も見たいし、藤子不二雄両先生がよく行ってた高岡城の公園にも行きたい

宮城の石ノ森萬画館も行きたいと思いつつ、まだ果たしていないのだけど、富山も行きたいとこリストに追加



2018年8月、A先生の展覧会にて。