この作品はちょうど緊急事態宣言の頃かその前後に公開だったと思う。 観たかったが映画館に行っていいものか…というような時期で行けなかったんじゃないかな
はっきり覚えてないけど、きっとちゃんと公開できなくて今上映してることを知り、早速観に行った。
観たいと思ってたわりに内容全くわかってなくて、映画が始まる時「KADOKAWA」「フジTV」…ん?南米の映画に似つかわしくない身近なお名前が出てきた。
そして始まったら日本語喋り出して、さらに「ん??」
あ、日本映画なのね
ドキュメンタリーの。
良さそうな大統領だ
という興味だけで観に来たらイメージと違う内容で、ビックリした
いわゆる革命家と言うんでしょうか。
政治活動家で12年も投獄された経験を持つウルグアイの元大統領ムヒカ。
彼に興味を持った日本のTVディレクターが映画にした作品。
ドキュメンタリーとしてはなんとなく漠然としてるという感じもするが、ムヒカの信念とかは伝わってきて、グッとくるものがあった
タイトルの「世界でいちばん貧しい大統領」というのはイギリスが言ったらしいが、ムヒカ本人は異議ありなネーミングじゃないかな。
貧しさというのは物やお金がたくさんあっても欲が満たされない事だと言っていた(言い方は違ったけど、大体そんなこと)。
まったくそう思います
私たちはお金で物を手に入れているのではなくて、時間を、費やして手に入れているということ。
日本は欧米化し過ぎているということ。
そうかー。確かにそうだわ
貧しさに対する考え方やグローバル問題は日本だけのことではないのだけど、日本ありきな内容になっていて、ちょっと視野が狭くて、感傷的になりがちな内容だった気がする
ムヒカの語っていることがすべてで、それを観た人が個々で色々考えることに意義がある映画だったと思います