goo blog サービス終了のお知らせ 

モーツァルト@宇奈月

湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト@宇奈月
scince2010年秋。毎年9月に音楽祭を開催しております。

本格的な雪

2010年12月25日 | 日記
雪が積もった宇奈月はいよいよモーツァルトの故郷、ザルツブルクの風景に似通ってきます。
雪の宇奈月はいいですよ。
この風景こそが北陸という感じになります。海から20キロメートルも離れていないんですけれど、急激に積雪が増します。
今日はこの冬初めての本格的な積雪。
峡谷の玄関口はすっかり雪に埋もれてしまいました。
峡谷鉄道も荷揚げが終わって、運行を終えていました。
ちょっとノスタルジックに撮影してみました。
カフェ・モーツァルト前。

駅前のお土産物屋さんです。温泉街の空気が漂っています。

ホームに止まっているのは、かつて西武鉄道の花形特急だったレッドアロー号。こんなに雪の中を走る電車人生なんて思いも寄らなかったはずです。

スキー場の上山リフト。冬の青黒い夕暮れがとても好きです。

どんな、モーツァルトが似合いますか?

きよしこの夜

2010年12月25日 | 日記
クリスマスキャロルのひとつとして有名な「きよしこの夜」は、ザルツブルク州のオーベンドルフで生まれたと伝えられています。クリスマスの習俗は元々ヨーロッパの当時のお祭りと結びついて普及したものだそうです。クリスマスのお祝いに歌われるのが、クリスマスキャロルです。そのなかでも、世界の300を超える言語に翻訳されたとされているのがこの曲だそうです。
この曲が生まれたエピソードもよく知られていて、教会のオルガンがねずみにかじられて壊れてしまって、仕方なくギターを伴奏に歌う歌を急に作ったのだそうです。
日本では牧師でもあり、賛美歌の作家や翻訳家としても知られる由木康が作詞して、1961年から1988年まで多くの小学校の音楽の教科書に掲載されていました。(音楽で扱う楽曲は学習指導要領に示されていて、その取り扱いは必須だったり、選択だったりする。そのため、教科書によっては採用されないこともある。教科書は、公立学校の場合郡市区採用が多く、教科書ネタが案外共有されないのはその理由)ちょうど、日本で今のようなクリスマスの騒ぎ方が定着し始めたころに符合しますね。
ちなみに、きよしこの夜が作られたのは、モーツァルトが亡くなった1791年よりずっと後で、1818年だそうです。ずっと後と書きましたが、今年はあの56豪雪から30年。山口百恵が引退したのが、昭和55年の暮れ。ジョン・レノンの暗殺も同じ年の12月8日(日本時間)です。まだ、モーツァルトの天才ぶり、逸話がリアリティをもって語られていたころでしょうね。
ちなみに、モーツァルトは1791年のクリスマスを待たずに、12月5日に亡くなりました。寛政3年(日本時間)のことでした。12月6日の葬儀は雷雨が激しく、墓地まで見送るものもなかったため、現在でも埋葬地がわかっていません。