2011年の最後のコンサートは、延楽さんでのロビーコンサート。
スペシャルオーケストラに参加してくださった演奏者によるヴァイオリンデュオです。
延対寺荘さんでの演奏時間が少しかぶっていて、両方を全部聞くことができませんでした。いろいろ都合がありまして、申し訳ありません。
ヴァイオリンデュオというのもあまり見かけませんが、さらに不思議だったのは、譜面台を真ん中において演奏を始められました。これは、同じ譜面を上下に見て成立する、まさしくヴァイオリンデュオのための曲があるそうなんです。「鏡」といういかにもそれらしい曲を演奏していただきました。もう1曲「カノン」も同じように向き合って演奏していただきました。
こういうのはCDで聴いてもよくわからないところです。
前にも紹介しているのですが、こういう楽譜です。
これを両方から見ていたんですね。
画像を保存してわざわざ回転させた人もありました。
クラシックにそれほど詳しくない方にもわかりやすく説明していただけました。
ホテルのロビーコンサートはどこでもそうなのですが、音を聞きつけて後から後からたくさんの方がやってきます。ちょうどお食事を終えて一段落された時間なのかもしれません。どんどん椅子を追加しますが、それでも足りず、立ち見をさせてしまいました。申し訳ありません。
アンコールの演奏は、この音楽祭でもいたるところで演奏された「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」です。最も聞き馴染みのあるモーツァルトの一曲ですが、演奏家の方に聴くと、けっこう難しい曲で、なかなか聴かせるほどに演奏するには技術もエモーションも必要なのだそうです。「ナハトムジーク」の「ナハト」は「夜」(英語なら、ナイト)なので、ようやくこの時間に似つかわしいのかも知れません。
2回目の音楽祭の最後の演奏は、その「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の第2楽章をデュオで響かせました。
終了後、演奏者のお二人(中央)と記念写真。
うしろの甲冑がいいですね。
ありがとうございます。
実行委員会がどんなに励んでも、音楽の力がこの音楽祭の力です。
すばらしい力をいただきました。