あと1歩前に

あれよあれよというまに50代も通り越し60代に仲間入り。心地よく毎日を送りたい。穏やかな日々が一番です。

しおり

2023-10-03 22:38:40 | 手芸

何年か前に必修の講習会に参加した時に「お店を出店する」という課題がありました。
年齢も性別もバラバラで、その時近くにいた数人でグループを作りました。
どんなお店を出すのか話し合いで決めて準備し、最終日に開店してお店番をしたり、交代で他のグループのお店を体験したりするというもの。
こういう課題はとても難しいのですが、面白いです。

我々のグループは自分でしおりを作ってもらう体験型「しおり屋さん」をすることになりました。
しおりの歴史をポスターにして飾ったり、しおりに関するクイズを作ったり、お店の看板を作ったり、しおりの材料を用意したりしました。
しおりは、色とりどりの小さなフェルトや紐、ボンド、はさみ、目などの小物をその場で選んで自由に作ってもらいます。
ただ作れと言われても戸惑うだろうということでサンプルをいくつか作って見本として飾っておきました。

サンプルは10種類くらい作ったような気がしますが、今手元にあるのはこの二つです。
あと目玉おやじとか作った気もしますが、一番作られたのは写真の右側の通称”しずくちゃん”だったように記憶しています。
フェルトの形も簡単で紐の先を結ぶと手足っぽくなり、目玉をつけるとそれなりに何かのキャラクターのように見えてきます。

開店の日にはたくさんのお客さんに体験してもらい、好評を博しました。
そしてなんと!講評の時に全お店の中で1位の評価を賜り、講師の先生からプレゼントをいただきました。
常日頃1位といった華やかな賞とは縁がないので、びっくりで嬉しかったのを覚えています。
やっぱりチームの力ってすごいですね。

皆さん優秀でテキパキと動くし意見もどんどん出すので、話し合いもスムーズです。
ネーミングなどもアイデアがどんどん出てくるし、ちゃんと作業の進捗も最終日を見据えて適度な進み具合でした。
方向性が定まってくると、何を担当するかが自然に決まっていって私は大して貢献できる部分もないながら看板作ったり、材料の買い出しに行ったり、サンプルを作ったりした気がします。

現在、そのしおりを使っているのかと問われれば使ってはいませんでしたが、ちょうど見つけたので使おうと思います。

なんだかんだ言って使わなくなったカードが薄くて固くて一番使い勝手がいいですが、ここはノスタルジーに浸りながら使いたいと思います。
視界に入るとちょっと可愛くもあり和みます。

バッグの修理

2023-08-03 11:02:59 | 手芸

手芸というカテゴリーにしたけれど、手芸ってほどのことではありません。
このバッグはデザインがとても気に入って買ったのですが、気に入っているからこそ仕舞い込んで出番が少なく年数を重ねてしまっていました。
割とたくさんの物が入る容量な割には強度はそれほど高そうでもなく、手持ちで持つには若干縦サイズが長く、かといって持ち手の形状で肩にかけられもせずで気軽に使えず行き先を選ぶバッグです。
それが先日、ここはこのバッグの出番という時に使ったら、使っている最中に突然経年劣化に耐えきれなくなった持ち手が崩壊してきてボロボロと持ち手が禿げてきてしまいひぇーっとなりました。

捨ててしまうのも忍びなく、持ち手を交換することにしました。
1回目、ベージュを買ってしまい色が違う。皮の色補正クリームを塗って見たものの失敗
2回目、茶色を買ったものの太すぎてバランス悪し
3回目、1回目の色違いで茶を発見しなんとか完了しました。

調べてみると持ち手もたくさんの種類が売られており、みんな色々やってるんだなーと感心しました。
元々の持ち手よりも長さが若干短くなったり、留め具のカシメの足がちょっと短かったなとか色々改善の余地があります。
スパッと適正な判断ができず、何回も失敗してようやくなんとなく形になるのが私クオリティです。

なので、手作りを売っている人たちがどんだけ上手で素晴らしいのかよくわかります。
私も何かプロ級の腕前の何かを身に付けたかったですが、こうやってそこそこのクオリティながら自分で作ったり直したりするのも楽しいから、よしとするか。

リネンのシャツお直し

2018-07-30 23:08:29 | 手芸

ユニクロのリネンのシャツです(しわしわですが)。

シンプルで七分袖のところなど割と気に入ってるのですが、いかんせん似合わない!

何ということのないデザインが似合わないということもないだろうと思っていたのですが、私が着るとどーーーーしてもダサーくなってしまい作業着感がぬぐえず、しゃれっ気のないおばちゃん(いやむしろおばあちゃん)感が半端ないのです。
年を取るっていうのはこういうことなんだなぁと色々な面で愕然とします。

で、何がそんなにダサく見えてしまうのか自分なりによーく観察してみるとどうもこの衿が原因っぽいので、衿を取ってスタンドカラーにしようと思い、やってみました。そしてできたのがこちら。



見た目的にはさして変わり映えもしないように見えるかもしれませんが、これだけで全然違います。今の私には断然こちらの方が似合います。
縫い目をほどくだけで衿が綺麗に取れたので、その部分を手縫いでちくちくと縫い合わせました。

なんだか最近は、昨日は似合ってたのに今日はいまいち、、、とか、衿があるかないかとかちょっとしたことが大きく仕上がりを左右するようになってきているような気がします。

まぁ、この程度でも私の中では成功したお直しでありました。

ジョギングバッグ

2018-07-02 14:52:20 | 手芸
 ダイエットのおまけ。

なるべく走ったり歩いたりする運動を毎日1時間程度するように心がけています。といっても雨の日や疲れているときは行かないので適当ですが、やはり体重が停滞していたり「ここはグッと落としたい」という時に気合を入れて歩いたり走ったりすると確実に体重が減ります。

その時に問題となるのが荷物。

やっぱり身体が軽い方が断然走りやすい。

純粋に何も持たずに行くのがベストですが、そうもいかない。

走った時間を見るにも距離を確認するにもスマホがあった方がやっぱり便利なので、どうしても家の鍵とスマホは外せない。

これが結構やっかいで、スマホはポケットに入れると気持ち悪く揺れたり、走る足の付け根や太ももに当たったりしてすごく違和感があるし、鍵のチャリンチャリンという音も気になる。

で、先日ふと見ていたらこんなものがあるんですね。

ちょうどタイムセールで200円引きで60個限定、みたいなものをやっていて注文してみたのですが、間に合わず購入できませんでした。割引でなくても千円前後で買えるので買えばいいのですが、今は収入もないし、物を増やすのが嫌ということもあり、家にあるものでとりあえず作れそうかも、、、と思って作ってみました。

以前に別の用途で買った幅広のゴムがちょうどウエストサイズ分くらい残っていたのと、これまた壊れたウエストポーチのバックルの付け替えに購入したワンタッチバックルの残り(3個セットとかで売ってる)もあったのも幸いして行動に移すことができました。

本当は黒い布があれば一番良かったのですが、まぁとりあえず作ってみようということで、布は一番暗めの色合いの着物を解いた反物。



使用感はなかなかGoodであります。

欲を言えば、ポケット部分はファスナーにしたいところですが、そうすると作るのに時間とお金と頭を使わないとできないので、ざっくりと物が入れられればいいという程度の作りこみです。あと走りながら物を出し入れするのにサッと開け閉めできる方がいいというのもあります。

ポイントは、ウエストのジャストサイズなので走っても揺れない。ポケット部分がベルトと同じくらいの幅なので腕を振っても当たらない。というあたりです。改良点としては、やはり生地。やっぱり柄があると落ち着かない。ちょうどいい黒か紺の生地があったら変えたいところ。それと汗をかくとスマホに若干水滴がついてしまうので構造の改良(今はゴムの内側にスマホを入れるようになってるので)と、もう少し防水系の素材が欲しいところ。

ちなみに走るといっても、8:2くらいの割合で歩いています(ははは)。あまり無理をしなくてもいいことにしています。体重が重いうちにガンガン走ると心臓にも足腰にも負担が大きいので「毎日1万歩を目標に歩く」で十分な気がします。

スピーディーに走る男子や軽やかに走る女子を横目に、一瞬「ん?このおばはん結構走れる」と見せかけてすぐに歩き出す根性なしランナーであります。

袷を単に

2017-09-18 01:21:47 | 手芸
以前に着物色々10枚1500円とかを二つほど買ったことがあり、その頃は一着でも気に入ったものがあれば元が取れるじゃないか、と思って買ってしまったのですが、処分が大変ということに後から気付くことになりました。その中でも柄がまぁまぁ気に入っていたものに限って胴裏の汚れが酷く、持て余していましたが、これにもついに手を付け始めました。

胴裏と八掛を外して単にしてやろうじゃありませんか。といざ始めてみたら裏が!裏が!表がプリントで裏が白い!ぐぐぐ。。。でももう仕方なかろう。続行です。自分で趣味で着る程度だし、しまい込んでいるよりはいいでしょう。頑張ります。

ダイロンで小千谷縮を染める

2017-09-17 01:06:37 | 手芸
着物好きの方々が「夏はこれ」とおっしゃっているのを見聞きして欲しかったのが小千谷縮。でもお誂えなどできるわけもないので、ヤフオクをぼんやりと見ていましたら、ビミョーな柄でサイズもビミョー(裄が60とかだったと思う)な小千谷縮を発見。ベージュの色は良かったのですが、むかーしの花的な柄がどうにもいまいちなためか、確か私の他には買い手もおらず、めでたく3千円くらいで落札したのであります。

色々と自分で細工をしようと思いつつ寝かせておりましたが、最近ついに始めました。まずは脇をほどいて袖を取り、身幅を広げそのまま裄もぎりぎりまで出しました。袖の方も幅をできるだけ広くし、よ~し大分裄が取れただろう!とどや顔で計ってみましたら、さほど伸びておらず64ほどしかありませんでした。まぁ仕方なかろう。

ま、でも広がったし、次。ということでよく考えてトルコブルーのダイロンコールドという水でも染められる染料をゲット。これで染めてみたところ、、、うーーーーーーん。どうなんだろう。。。。。ビニール袋を敷いたのが災いしたのか、ムラになってしまった上に非常に微妙な色に。元がベージュなのでその上に水色がのって混ざった色合いがどうにも、、、、柄も見えており、着られるレベルではない。。。

こうなったら最後の一手。濃い色で染める。これしかありません。今度は水とか言わずダイロンプレミアムダイ。ぬるま湯で染めます。色が濃いせいか前回よりも色が均等に入っていく感じがしました。漬けている時は「こ・これは!すごくいい出来なのでは?」と小躍りしましたが、水で濯ぐとほとんど水に流れて行ってしまうのではないかと思うくらい色が抜けていく!

なので青い水がしたたり落ちる状態で一旦すすぎ止め。乾いて明るい所で再確認しないと何とも言えませんが、今のところ「これならまぁ着られそう」という感じに出来上がりました。ま、普通の紺になりました。よく見ると柄もあるのかなくらいの無地っぽい仕上がり。

乾いてよく出来たら写真も載せておこう。どのみち着るのは来年ですけどね。

半幅帯にレースをつけてみた

2017-08-22 13:35:25 | 手芸
ブログにもいろいろなジャンルを作ったので、そのジャンルのことを何か書こうと思い「半幅帯にレースをつける」ということをやってみました。

出来上がりはコレ、どーん



そもそもの発端はレースで帯揚げを作ろうとして、古着屋さんでレースたっぷりの洋服を買い、一応帯揚げのようなものを作り一度付けてみました。悪くはないんですが、伸びるし思ったよりレースっぽさが出なくてピンと来ないなーと思っていたところ、次に思いついたのが「半幅帯につけてみたらいいんじゃない?」という思いつき。

買ってはみたものの、どうにも締める気にならない紺色のペラペラな半幅帯。当ててみると「レースっぽさが出ていいかも」ということで興味半分「手芸」ジャンルへのネタ半分でレースを縫いつけてみました。サイズを合わせて切ったり糸をほどいたり、縫い合わせたり。2枚を縫い合わせた時の重なり部分が白くて目立つのでその部分を黒く塗ってみると案外目立たないことがわかり、そういった地味な作業もこつこつを続け、手縫いで1日がかり。

結果はこれまたうーーーーん。

もともと洋服なので長さも足りず継ぎ目があること、それでも足りない部分を柄の違うレースを足したのですが、むしろそこはデザインっぽくなっていました。締めた時の位置を確認しながら継いだつもりでしたが、最終的に締めてみるとどうやら前か横に継ぎ目が来てしまいそう。まぁ一回くらいは締めていようかとは思いますが「最初から長さのあるレースを買って付けた方が最終的に時間もお金も節約できるのではないか」と脳内アナウンスがされたことは口外しないでおきたいと思います。