知ってはいましたが、あまり興味はなかったオーディブル。
ちょうど5月9日までに入ると2ヶ月間無料というキャンペーンを目にしたので入ってみました。
宣伝なわけじゃないですが、これですね。→audible
この、解約を忘れると自動的に契約が継続されるタイプのものは私的には地雷です。
元々無頓着な性格なので、契約している認識もなく引き落としだけ続けていた苦い経験もあります。
(現在はわかりませんが)ウォール・ストリートジャーナルの購読の解除をするためにかけた労力もなかなかでした。
終活に入っていることもあり、物や契約は極力少なくしているので悩むところです。
かと言って現在を味気ないものにするのも違う気がしています。
今年はやってみたい事、経験がない事は積極的に取り組みたい所存です。
「時間があればなぁ」「お金があればなぁ」などと考えている事は、よーく自問してみると実はそれほどやりたいわけではなかったりします。
つまり、やらないための言い訳のようなものです。
という事に気がつき自分で認めて以来、小さな事でも意識的に「する」ようにしています。
私は「隙間時間を有効に使う」というような、限られた時間の中で効率良くたくさんのタスクをこなすタイプではありません。
むしろシングルフォーカスなので「タスクは1日ひとつ」のようなスローライフ民です。
知識や情報を詰め込むためではなく、楽しむための聞く読書です。
最近は家の片付けや家事などの作業をしながらYouTubeを流し聞きすることも増えてきたことも理由の一つです。
どんな本があるのか見てみると、図書館で70数番目とか気の遠くなるような予約数だった川上未映子さんの「黄色い家」がある!
これを聞くだけでも価値があると思い体験してみる事にしました。
という事で早速読んでみたい本を選びライブラリーに登録して聞いているところです。
現在聞いた本は以下。
【母という呪縛 娘という牢獄】著者:齋藤彩
😱こーーーわっ!怖すぎる!実際にあった殺人事件のノンフィクション。特に前半は辛すぎて聞き続けるのが苦行!この結果は主人公にとって良かったのではという気持ちにちょっとなってしまうのも怖い。さらに自分にもこういう面なかったかと思うと震え上がる。色々な意味で怖すぎる。
【ばにらさま】著者:山本文緒
😨これも薄寒い。高瀬隼子さんの「おいしいごはんがたべられますように」と似た印象。自分がない女性、中身が空っぽな女性。「うーわ、うーわっ、こーわっ」と思う。得体の知れない女性のように感じるが、これがしたたかというものなのか?私にそんな一面はないと言えるのか?
【西の魔女が死んだ】著者:梨木香歩
😄あまりにどんよりした気持ちになってしまったので、次は若干話の内容も知っていたこの本をチョイス。面白かったけれど、西の魔女が死んだ事による次の展開があるのかと思っていたがちょっと違った。ターシャみたいだなー、魔女修行はいいなぁ、私もここに行ってみたいなぁなど。
【黄色い家】著者:川上未映子
😟主人公の自分語りと登場人物の会話のせいか朗読劇のようで、ストーリー以前に私はこれが大変苦手だった。感情たっぷりに喜怒哀楽を込めた台詞回しは個人的にすごく抵抗感があり、逆に物語に没入することができなかった。読むために書かれた本は脚本ではないからだと思う。人物の設定とか人間が変わっていく過程とか世の中の歪みとか深く考えさせる面があり、振り返ると面白い作品だと思うので再度本で読んでみたい。
耳だけで聞いていると聞き逃すことがあり、戻って確認するのが難しかったりしますが、ちょっと面白くもあります。
無料期間が終わってからも継続するかどうか。
大体「あこの本読みたい」というものはリストに入っていないのです。
でも、話題になっていた本で読んでいないものもたくさんあり、それを聞くのもいいかもなーとも思います。
ビジネス書や何かの勉強の本も聞いてみようか。
目で読みたい気持ちもありますが、もう少し続けてみようと思います。
いずれにせよ本ってやっぱりいいですね。