あと1歩前に

あれよあれよというまに50代も通り越し60代に仲間入り。心地よく毎日を送りたい。穏やかな日々が一番です。

物を溜め込む心理

2023-11-16 01:15:39 | 終活


枯らしてしまった植物シリーズ。
多肉植物。

パソコンで何か見ている最中にふと目に止まる記事があります。
ついつい見てしまうわけですが、ちょうど今回もそんな感じで何気なく読んだのが「ゴミと母と私〜実家のゴミ捨て話〜」です。

昨今よく話題となる実家の親が物を溜め込んで片付けられない、という話です。
えりんぎさんという方が書かれているブログで何気ない日常を綴られています。
漫画家とは書かれていませんが、絵もすごくお上手です。
私は立場的にはこの方と近いのですが、ここで書かれているお母様の内容にはなんとなく心当たりがあったりします。

うちの場合はしっかり者の姉が母親に「片付けろ片付けろ」と煽ってくれていますが、なかなか進まないようです。
母親本人の「やることがたくさんあって。家も片付けなきゃ」と気持ちは焦っているようです。
ただ、田舎なので家もかなーり広く、足の踏み場がなくなるようなことはありません。

私はお母様と同じく「本人が生きているうちは好きにして、亡き後は周囲の思うように捨てればいいのでは」と思っていたりします。
とは言え、実際自分ごととなると悠長なことは言っていられなくなるのでしょう、たぶん。
次女でふわふわと生きてきたので責任感が薄いのかもしれません。
食物や何か液状化したり不衛生だったりすると手を出さざるを得ないのかなと思いますが、その前に私がそっち側になりそうな感じがします。

・着ない洋服やタグがついたままの洋服が増えてきた。
→確かに日常的にはラフな格好しかしていないのに、枚数を減らせない。

・新しく買った物をしまったままにしている。
→大切にしようと思うと大事にしまい込んで忘れてしまう。

・布切れを結構集めて何か作ろうとしている(ボタンもとってある)。
→作りたい気持ちはあるが能力が追いついていかない。コレクション的な楽しさもある。

・古くなったタオルなどは、小さく切ったり縫ったりして雑巾やふきん用にとっておいてあるが、増え行く一方。
→気軽に使ってそのまま捨てることを想定しているのに、使用後洗って再利用したりする。

私が衣類を減らせない理由は、色々ある中から選びたいからだと感じています。
物をたくさんストックしておくのは、何かあった時や急に必要になった時にサッと瞬時に行動できないからです。
身近に頼れる人もいないと、どうしても「いざという時に備えて」という気持ちが高まってきます。
あと、個人的に物は「壊れないと中々捨てられない」性分です。
今時、どれもこれも壊れないし破れないのです。

今の所私は、トイレットペーパーの芯は集めていないし、食料品は腐らせてはいませんが、近いものを感じます。
人ごとではありません。
実家の片付けではなく、自分の話です。
年々身体も衰え行動範囲も狭まってくると、さらに物が捨てられなくなるような気がします。
「もったいない」精神で食料品や物を丁寧に扱うようになり良い面もありますが、私の場合気をつけないとモノに埋まる可能性も否定できません。
バランスよく、持ち物を減らし背負う物を軽くしていきたいものです。
ちょうど、引越しを視野に入れているので(いつになるか未定ですが)心して、不要な物を手放すぞと気持ちを新たにしました。

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漫画「ひとりでしにたい」

2023-08-08 23:15:39 | 終活
「ひとりでしにたい」(カレー沢薫)、孤独死する人の共通点とは&週刊新潮「終の棲家の探し方」&扇風機
↑で紹介されていた漫画です。
面白い漫画を紹介してくださり、ありがとうございます。

ネットで1巻は無料で読めるのですが、読み始めたらめっちゃ面白くて6巻まで一気に読んでしまいました。
情報量がすごく多くて読み応えもあります。
残される側の気持ちはもちろん、これから終活する人やもう亡くなってしまった人の気持ちも尊重していて、どの立場で読んでも嫌な気持ちにならず面白く読めるところもすごいです。
最初、絵がちょっと見づらいかなと思ったのですが、本音になると変わる表情のクセがすごく面白くて逆に虜になってしまいました。

暗くなりがちな話題をちょっと笑えるように仕上げてるのもいいです。
必要な情報を説明くさくならないように伝えてるし、綺麗事だけではない取り上げ方も納得感があり、すごい漫画だなーという感想です。
危機感がない人への分析力もすごくて「はい、私のことです」って感じでもうひれ伏すしかないです。

「週刊新潮」の記事にもちょっと驚きました。
紙媒体の新聞やら雑誌やらは全然読んでいなかったのですが、今の私に必要な老後の話や終活の参考になるような記事がこんなにたくさんあるんだと目から鱗でした。
それが全部正しいわけではないでしょうが、ネットで情報を探しているとまとめサイト的な形ばかりのものや、広告に紐付いているものばかりでうんざりしていたところだったので尚更目を引きました。
旧人類に必要な情報は旧媒体にありってことなんですね。
そりゃー、若い人が多いネットではこういう情報見かけないはずですよね、対象が違うから。

みんな色んな自分に必要な情報をどこから得ているのかと思っていましたが、あるところにはあるんですね。
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