レスキュー詐欺なるものがあるらしいですね。
レスキュー商法とも言われます。
レスキュー商法被害対策京都弁護団によると、レスキュー商法とは『水回り、鍵開け、害虫・ネズミ駆除など、消費者がとくに「困ったなあ」「急いで解決しないと」というときに駆けつけた業者が、逆に、この「困った状況」につけ込んで、不当な高額請求をするという商法のこと』とのことです。
先日書いた「引越し周りの作業にかかる費用がすごい」で言いたかったことに近いです。
私の場合急ぎというより、どこに頼めば良いのかわかりませんでした。
ポイントは自分ではできない作業に対して足元を見たような値段をつける点です。
誰かにやってもらうより他ないことは売り手市場です。
この問題本当に困ったものです。
「ちょっとした点検や修理を頼んだのに、大規模なリフォームや不必要な工事を契約させられた」となると詐欺ですが、「本来数千円のものを数万円で売った」程度だと犯罪として訴えるには割が合わないので泣き寝入りがほとんどなのではないでしょうか。
そして今やその本来の価格自体も上がってきていて境目がわかりづらいのです。
自分でできないので仕方ないし、技術者が減ってきていることも影響しているのでしょう。
エアコンなどはちょっと前まで「取付費用込み」という商品も結構あったような気がします。
電化製品の取り付けなどは、資格と技術があればすごく高給が取れるのではないかと思います。
せめてその人達が高給を取って潤っていてくれればまだマシですが、家電量販店や住宅メーカーなどの下請け孫請けで安価で働いていないことを願います。
大手の有名請負会社に頼んでも納得できるわけではありません。
新規に購入する際はそれなりの金額の売上になるので、本社の担当者が親身にアドバイスもしてくれるでしょう。
でも売った後のメンテナンスは大きな売上にはならないのです。
1年なり5年なりの保証期間が過ぎると途端に相談先が減ります。
家の修理でもメンテナスの有料契約が必要でしたし、その実態は微妙です。
来るのは近くの下請けの業者さん。
下請けなので言われたことをやるだけという印象で、依頼範囲が狭く選択肢も少ないのです。
なんかちょっと違う。
仕方がないのでしょうが、サービスというものの形が変わってきています。
「うちの商品を気に入って長く大切に使ってくれて嬉しい」とうような考えは今の時代にそぐわないのかもしれません。
それを求めるなら対価を払いましょうということなのでしょう。
今まではサービスが良すぎたということですね。
ちょこちょこ直して長ーく使われたら儲かりませんし。
そういえば先日テレビで「家電修理の達人今井さん」を拝見しました。
すごいですねー。
自分でできないことは高くても払わざるを得ないし、老朽化してきたら手を入れた方がいいことも増えます。
騙される騙されると思って何もしないのもリスクです。
私的には何もせず何も得ないよりは、やって失敗する方を選びたいところですが、いかんせん失敗するとお金が減るので問題です。
消費者も賢くなれとか言われても、です。
温水暖房便座も自分で取り付けていた私はどこへ?
やはりこれからは「自分力」を上げるしかありません。